その痛み、まだ手はあります。痛み・リウマチ専門鍼灸師

大阪吹田市、御堂筋線江坂駅前徒歩2分。痛み・リウマチ、抗癌剤の副作用、突発性難聴、不妊を行う鍼灸院。氣よし鍼灸院のブログ

「はちみつはリウマチに効くのか? 免疫力と薬の関係を10年見てきた私の考え

はちみつはリウマチに効くのか?免疫力と薬の関係を10年見てきた私の考え

最近、患者さんからよく聞かれる質問があります。

「◯◯(M)はちみつって、リウマチに効きますか?」

この質問、10年前も一度ネットで話題になり多かった記憶があります。

この「M」はちみつ。名前は伏せますが、特徴としては「免疫力を高める」「自然治癒力をサポートする」といった効果がうたわれているはちみつです。

 

 

実は僕自身、このはちみつを10年ほど前から時々買っては食べています。ちょっと贅沢したいとき、喉の調子が気になるときなどに。

ただ正直に言うと、「食べたからといって体調が劇的に良くなった」という実感はありません


「はちみつで免疫が上がると薬が効かなくなる?」という誤解

「免疫を高める食品」と聞いて心配になるリウマチ患者さんは多いです。

リウマチは「自己免疫疾患」と呼ばれる病気で、本来は外敵を攻撃するはずの免疫が、自分の体、特に関節を攻撃してしまいます。

その攻撃を抑えるために使われる薬がMTX(メトトレキサート)。免疫機能を抑えることで、関節の腫れや破壊を防ぎます。

だからこそ「免疫を高めるはちみつを食べたら、薬の効果がなくなるのでは?」と心配になる気持ちはよくわかります。


でも、MTXはそんなにやわな薬じゃありません

クロレラなど葉酸を含む食品に対しては注意喚起する医師もいますが、MTXの効果が食品やサプリ程度でゼロになることはありません

実際、私が診てきたリウマチの患者さんの中にも「M」はちみつを食べている方は多くいらっしゃいますが、薬の効果が落ちたというケースはありません。

仮にそんな強力な免疫活性作用があれば、風邪やインフルエンザにかからないどころか、製薬会社がすぐに商品化しています。


医師は食品の専門家ではありません

ネット上では「医師がMはちみつを止めろと言った」という情報も見かけます。

しかし、医師は病気や薬の専門家であって、食品や栄養に関しては専門外です。

私自身、10年間病院に勤務していましたが、上司の医師(国公立大学院卒)も、栄養の知識は持ち合わせていませんでした。

食事や栄養の相談をする場合は、栄養士や管理栄養士に聞くのが正しいアプローチです。


痛みが出たのは、はちみつのせいじゃないかもしれません

「はちみつを食べた後に痛みが出た」という相談もあります。

ですが、リウマチは波のある病気です。天候や気温、ストレス、睡眠不足…さまざまな要因で症状が変動します。

人はつい「何かのせい」にしたくなりますが、本当にそのはちみつが原因かどうかは、冷静に見極める必要があります


実は「免疫ゼロ」だと薬も効かない

MTXなどの薬は、完全に免疫をゼロにするものではありません。

最低限の免疫力がなければ、薬の吸収や効き目自体が弱まってしまいます

薬が効かない人の傾向としては:

  • ストレスが多く、痛みが慢性化している
  • 動かない生活で血流が悪くなっている
  • 消化吸収機能が落ち、薬の成分が体に届いていない

こうした背景の方が、はちみつよりよほど薬の効きに影響しています。


鍼灸も「免疫を整える」手段のひとつ

鍼灸で免疫が上がるならMTXが無駄になる」と言う医師もいますが、鍼灸の本質は免疫を“整える”こと

むしろ鍼灸を併用してから薬の効きが良くなった、という患者さんをたくさん診てきました。

西洋医学東洋医学は補完関係にあるべきで、互いを否定するものではありません。


まとめ:「M」はちみつは食べてもOK。でも食べ過ぎはNG

結論から言えば、「M」はちみつを食べてもリウマチが悪化するとは考えにくいです。

むしろ、少しでも体力や免疫を支えるものがあるなら、それを取り入れるのは自然なことです。

ただし、食品だからといって過剰摂取は禁物。どんなに体に良いものでも、食べすぎれば毒になります。

気にしすぎず、美味しく、適度に。 それがはちみつとの良い付き合い方です。


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大阪のリウマチが得意な熟練の針治療 氣よし鍼灸院

 

この記事を書いた人

氣よし鍼灸院 院長 中島 基嘉
国家資格:はり師・きゅう師

大阪・京都の鍼灸整骨院で経験を積んだ後、
医療法人のクリニックにて鍼灸部門の主任を務め、
医師と連携しながら延べ3万人以上の施術を行ってきました。

2008年、吹田市・江坂駅前に氣よし鍼灸院を開院。
リウマチや慢性痛、自律神経の不調など、
不安を抱えた方に寄り添う治療を心がけています。

「薬が合わない」「自然な方法で整えたい」
そんな方も、どうぞ安心してご相談ください。

初めての方へも、丁寧にご説明いたします。
ご相談だけでも大丈夫です。

【実話】薬を使わず鍼灸だけでリウマチ治療に挑んだ結果とは?

薬を飲まないリスクとは?鍼灸だけでリウマチ治療に挑んだ患者さんの実話

もしも「薬は飲みたくない」「できれば自然療法でなんとかしたい」と思ったことがあるなら、ぜひこの話を最後まで読んでほしいです。

これは、私の鍼灸院に来られたある患者さんの実話です。

 

 

多くの方にとって「鍼灸は良さそうだ」「薬は避けられたら避けたい」と感じるかもしれません。

でも、現実にはその選択が重大なリスクを伴う――そんな事実を伝えたいと思います。

薬を使わず鍼灸だけで挑んだ4か月間

当院には、こうおっしゃる方が来られます。

「リウマチの薬は飲みたくないから、鍼治療だけでなんとかしてほしい」――と。

もちろん、鍼灸には痛みの軽減や関節の動きを改善する効果があります。

実際、鍼灸を用いた研究でも「鍼灸を併用した群が痛みやQOL(生活の質)で改善を示した」というデータもあります。

ですが、いわゆる「関節リウマチ」特有の関節破壊炎症の進行を止めるためには、薬の守備範囲が非常に大きいのです。

痛みは改善、でも進行は止まらない

この方は、メトトレキサート(MTX/商品名リウマトレックス等)を服用せず、鍼灸のみを希望されました。

医師からも「薬と併用した方が望ましい」と説明はあったのですが、膀胱炎をきっかけに「薬はどうしても飲みたくない」という気持ちが強くなっていたそうです。

 

来院時の数値:CRP 2.47、RF 246
4か月後(鍼灸のみ継続):CRP 3.63、RF 267

 

どちらも悪化傾向でした。

ただし、痛みは確かに軽くなり、関節の可動域も改善が見られました。つまり、鍼灸の効果は出ていたのです。

ところが、進行が止まっていなかった。薬を使っていないことで、関節リウマチの進行そのものに対して十分な対抗ができていない状況だったのです。

突然の異変――靭帯断裂という現実

ある日、その方からお電話がありました。

「指がおかしいんです…」と不安な声。

来院して確認すると、なんと小指がだらんと垂れていました。靭帯断裂です。

実はその2日前に病院を受診していたのですが、医師はそのとき気づかなかったそうです。

改めて診察を受けると「切れてるね。手術が必要です」と告げられたのです。

関節リウマチでは「関節に負荷がかからない状態でも、靭帯が自然に断裂する」リスクが知られています。

 

「薬を飲まない選択」がもたらすリスク

では、この患者さんのケースから私たちは何を学べるでしょうか?

  • 関節リウマチの進行を抑えるには抗リウマチ薬が必要
  • MTXはその中心的な薬で、症状や関節破壊のコントロールに有効
  • 鍼灸は痛みや腫れ、関節の可動域改善には効果があるが、炎症そのものを止める力は限定的
  • 薬を拒否する選択は、靭帯断裂・関節変形・将来の手術といった取り返しのつかないリスクにつながる

ネットには「薬は危険」「自然療法で治せる」といった声も多くありますが、その裏に“リウマチビジネス”や“商品販売の意図”が潜んでいる場合も少なくありません。

優しい言葉で書かれた記事ほど、注意が必要です。

鍼灸と薬、どちらかではなく「両方」へ

鍼灸師として、私は自然療法の力を信じています。

実際、多くの患者さんが「痛みが和らいだ」「動きが楽になった」と感じていますし、それは事実です。

でも、目の前の人が関節の破壊によって日常を失っていく姿も見てきました。

たとえ痛みが一時的に楽になっても、体の中で静かに進む炎症や破壊は、薬の力がないと止められないことがあるのです。

あの日、指が垂れた状態で来院された患者さんの姿は、今も忘れられません。もう少し早く薬と鍼灸の両方を使っていれば、変えられた未来があったのかもしれない――そんな悔しさが今も胸に残っています。

リウマチ治療における最適な選択とは

薬が怖いという気持ちはわかります。副作用への不安も、決して小さなものではありません。

でも、怖いからといって“何もしない”という選択は、一番リスクを伴うこともあります。

だから私は、治療を「薬か自然療法か」の二択にしないでほしいと願っています。

薬で炎症を抑え、鍼灸で痛みや動きをサポートする。その“現実的な最適解”こそが、生活の質を守る近道だと信じています。

リウマチの治療に正解はひとつではありません。

でも、あなたがこれからも自分らしく生きるための選択をするとき、この記事がその一助になれたら――それが、私の願いです。


誰かに相談したいと思ったときは

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

もしあなたや、ご家族、ご友人のことで「鍼灸も選択肢に入れてみたい」と思ったら、いつでもご相談ください。

無理に施術をすすめることはありません。あなたの不安や疑問に、丁寧にお応えします。

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この記事を書いた人

氣よし鍼灸院 院長 中島 基嘉
国家資格:はり師・きゅう師

大阪・京都の鍼灸整骨院で経験を積んだ後、
医療法人のクリニックにて鍼灸部門の主任を務め、
医師と連携しながら延べ3万人以上の施術を行ってきました。

2008年、吹田市・江坂駅前に氣よし鍼灸院を開院。
リウマチや慢性痛、自律神経の不調など、
不安を抱えた方に寄り添う治療を心がけています。

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骨折からの再スタート|リウマチと向き合う“薬と鍼のちょうどいい関係”

骨折からの再スタート|リウマチ治療における「薬と鍼」のちょうどいい関係
吹田市淀川区新大阪駅近く)

先日、久しぶりに来院された患者さんがいました。

転倒による足の骨折で入院・手術を経ての再スタート。
もともとは自然療法のみでリウマチに向き合ってこられましたが、症状の悪化を機に当院(吹田市江坂/淀川区新大阪駅からアクセス可)を見つけてくださった方です。

💡今日のポイント
・リウマチは「薬だけ」で治すより、薬+鍼灸の併用が相性◎
鍼灸で自律神経・血流・消化機能を整えると、薬が効きやすい体
・骨折・手術後のリハビリにも、鍼灸の併用で回復サポート

痛みの正しい理解と“自然療法”の落とし穴

「薬は使いたくない」——そのお気持ちは大切にしつつ、炎症が関節内で進むリウマチでは限界もあります。



当院では、体を整えながら薬の効果を最大化する薬+鍼灸の併用を提案。少しずつ腫れが引き、痛みも軽減していきました。

手術後リハビリに「鍼灸も併用したい」と言われて

骨折後は手術で固定、病院でリハビリ。「鍼も続けたい」と予約をいただきました。来院時には想像以上の回復。手術を担当した医師・理学療法士の皆さまに感謝です。

🧠痛みの悪循環
痛み → 交感神経の緊張 → 血流低下・筋緊張 → 薬が効きにくい → さらに痛み…
まずは体側の準備(自律神経・血流・消化吸収)を整えることが鍵。

「薬が効く体」をつくるのが鍼灸の役割

鍼で自律神経が整うと、血流や肝臓・胃腸の働きが改善。
その結果、少量の薬でも効果が出やすくなり、副作用の負担軽減も期待できます。
つまり——薬+鍼=薬効アップ×副作用ダウンという関係です。

 病気をきっかけに、体と丁寧に向き合う

骨折という大きな出来事を経て、患者さんは「自分の体を信じてケアする」意識が高まりました。
リウマチや慢性痛は、薬だけでなく“受け皿(体の状態)”を整えることが近道です。
淀川区新大阪駅周辺にお住まいで通院先を探している方も、どうぞ鍼灸を思い出してください。

まとめ
・リウマチは薬+鍼灸で“薬が効く体”を整える
・手術・骨折などの回復期にも、鍼灸再発予防と回復サポートに役立つ
吹田市淀川区新大阪駅近くから通いやすい鍼灸院です

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氣よし鍼灸院 院長
中島 基嘉

国家資格 はり師・きゅう師



大阪・京都の鍼灸整骨院で修行後、医療法人みのりクリニック東洋医学リハビリ科にて主任を務め、医師と連携しながら延べ3万人以上の患者に鍼灸施術を行う。

2008年、吹田市江坂駅前に氣よし鍼灸を開院。リウマチや慢性痛、自律神経症状の治療を専門に行う。

関西医療大学明治東洋医学院で講演、大阪医療技術学園などで講義を担当し、『医道の日本』誌などに専門記事を執筆。

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リウマチの痛みが落ち着いた理由|関節注射と鍼灸の併用で自己治癒力が目を覚ます

リウマチの患者さんが「寛解」になりました
鍼灸と関節注射を上手に組み合わせて〜

先日、当院に通われているリウマチの患者さんから、うれしい報告をいただきました。

「先生、主治医から“寛解”と言われました!」

診察室に入った瞬間、先生が笑顔で
「今日はいいお知らせですよ!」と伝えてくれたそうです。

💡寛解(かんかい)とは?
病気の活動がほとんど止まり、症状も安定している状態を指します。
「完治」とは少し違いますが、リウマチ治療では大きな節目となります。

🔹リウマチ治療が思うように進まなかった時期

この方が最初に当院へ来られた時、すでに6か月ほど抗リウマチ薬(リウマトレックス)を使っていました。
それでも、痛みと腫れが残っていて、手首が特に動かしづらい状態。

検査数値は以下のようでした。
CRP:0.10(炎症反応)
・MMP-3:127(関節破壊マーカー)

数値だけ見れば重症ではありませんが、
「エコー検査をしていないため、関節内の炎症は不明」と言われ、
生物学的製剤(注射タイプの強い薬)をすすめられていました。

それでも患者さんは、「できるだけ薬は増やしたくない」という思いから、
鍼灸治療を取り入れることを選ばれました。

🔹痛みと自律神経の関係

鍼灸治療を始めてから、少しずつ痛みが軽くなり、体の動きもスムーズになっていきました。

ただ、完全に痛みが消えるまでには「あと一歩」。
そこで私は、関節注射を併用することをすすめました。

「注射は怖い」と思う方もいますが、
局所の炎症が強い場合は、一時的に痛みをリセットすることが大切です。

なぜなら、痛みが長く続くと、脳や神経がその痛みを“記憶”してしまうからです。

🧠痛みの悪循環
痛み → 交感神経が緊張 → 痛みに敏感になる → 不安・恐れ・悲しみが強くなる
この状態が続くと、薬の効果も出にくくなり、さらに痛みが増すという悪循環に。

🔹関節注射で痛みをリセット、その後は鍼灸で安定

注射を行うことで痛みのスイッチがいったん落ち着きます。
このタイミングで鍼灸治療を併用すると、炎症や痛みが再発しにくくなります。

実際、この患者さんも注射後に週1回の鍼治療を続け、症状がどんどん安定していきました。

週1回 → 2週に1回 → 3週に1回と間隔をあけても、痛みが戻らない状態に。

最新の検査では、
CRP:0.0
・MMP-3:49.6

見事、寛解(病気の活動がほぼ停止した状態)に!

🔹医師も驚いた改善

主治医も「注射がよく効いたんですね」と驚いていたそうです。

実は鍼灸をしていることは伝えていなかったとのこと。
けれど、実際には注射だけでここまで安定することはまれです。

リウマチは「痛みを減らして、体の回復力を引き出す」ことが大切。
鍼灸によって血流・免疫バランス・自律神経を整えることで、
薬の効果を長持ちさせ、自己治癒力が働きやすくなります。

🌿ワンポイントアドバイス
痛みが減ると「前向きな気持ち」が自然に戻ってきます。
無理にポジティブになろうとするよりも、
まずは体の痛みを軽くしてあげることが心の安定につながります。

🔹セルフケアと生活習慣の見直しも大切に

当院では、痛みを軽減するための「食事の工夫」や「胃腸のケア」、
家庭でできる簡単なセルフケアもお伝えしています。

これらを続けることで、薬に頼りすぎずに
ドラッグフリーで安定している方も少なくありません。

🔹おわりに

今回のケースでは、
「関節注射で痛みを落とす」→「鍼灸で体を整える」→「セルフケアで維持する」
という流れがうまくいきました。

痛みが減れば、心も前向きになります。
そして、前向きな気持ちは、さらに回復を後押ししてくれます。

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【筆者プロフィール】

氣よし鍼灸院 院長 中島 基嘉
国家資格 はり師・きゅう師


大阪・京都の鍼灸整骨院で修行後、
医療法人みのりクリニック東洋医学リハビリ科にて主任を務め、
医師と連携しながら延べ3万人以上の患者へ鍼灸施術を行う。

2008年、吹田市・江坂駅前にて「氣よし鍼灸院」を開院。
リウマチや慢性痛、自律神経症状の治療を専門に行う。


関西医療大学明治東洋医学院鍼灸師向けの講演を開く。大阪医療技術学園などで講義を担当。
『医道の日本』誌など専門誌に論文・記事を執筆。

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不妊鍼灸の現実と課題|リウマチと不妊治療、そして治療費のこと

こんにちは、大阪で鍼灸院を運営している中島です。

今日は、「不妊鍼灸の現実と費用の問題」について、現場の視点から率直にお話ししたいと思います。

リウマチと不妊を抱える女性が増えている

当院では、リウマチ治療を専門のひとつに掲げていますが、リウマチと同時に不妊の悩みを抱えている患者さんも少なくありません。

なぜかというと、リウマチは30代〜40代の女性に発症しやすく、ちょうど妊娠・出産を考える時期と重なるためです。

関節の痛みや薬の副作用、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな要因が重なり、妊娠しにくくなるケースがあります。
そのような背景から、最近では「不妊鍼灸」を専門に行う鍼灸院が増えてきました。

不妊鍼灸セミナーで起きた“残念な話”

私自身、以前「不妊鍼灸」の勉強会に参加していたことがあります。そこでは専門的な知識や臨床データ、治療技術について多くを学びました。

ところが最近、その勉強会の資料を無断で流用し、まるで自分が行った研究のように偽って高額セミナーを開催している人物がいたという話を耳にしました。

主催者の先生曰く、正規の勉強会では朝10時から夕方5時まで充実した内容でたった1万円。それに対し、その「偽セミナー」は数時間で数万円もの受講料を取っていたそうです。

さらに、そのセミナーを開催していた鍼灸師は、免許取得から5年も経っていない新米
果たして、そんなキャリアで本当に教える資格があるのでしょうか?

高額な不妊鍼灸の治療費、その裏にある“心理”

実際、そういった方が運営している鍼灸院では、1回の不妊治療に1万~1万5千円という高額な価格設定がされています。

患者さんの中には、こう口にする方もいました。

「治療費が高いほうが、なんだか効く気がして…」

確かに“高いほうが良いもの”という価値観は世の中に多くあります。
ですが、医療や治療の世界では、価格と効果は必ずしも比例しません。

もちろん、安すぎても経営が成り立たず、継続的な治療の提供が難しくなるため、適正価格は必要です。
しかし、「患者さんの不安」や「藁にもすがる思い」に乗じて値段を吊り上げているように見える院も少なからず存在します。

国家資格のない施術者が高額治療?

もうひとつ、注意していただきたいのが、国家資格を持たない無資格者による施術です。

以前、当院に来られたリウマチ患者さんが、整体院で1回30分の施術に2〜3万円支払ったにも関わらず、
「これはリウマチじゃなくて捻挫です」と言われ、腫れた足首をグリグリ押されて症状が悪化し、歩けなくなったというケースがありました。

検査結果では明らかにリウマチ因子も炎症反応も高かったのです。

一体、何を見て判断していたのか…。
本当に残念でなりません。

鍼灸院選びで失敗しないために

治療院選びで失敗しないために、以下の点はしっかり確認してほしいと思います。

  • 鍼灸師国家資格を保有しているか

  • その治療家の臨床経験年数や症例数

  • 料金の内訳や継続治療の提案が納得できるか

  • 単なる“雰囲気”や“価格”に惑わされていないか

口コミやホームページを見るのも良いですが、実際に話をして、信頼できるかどうかを大切にしてください。

まとめ|「値段」よりも「実績」と「信頼」で選ぶ

不妊治療において、心と体のケアは非常に重要です。
とくにリウマチを抱えている方にとっては、体調管理と妊活の両立は簡単なことではありません。

だからこそ、信頼できる治療家と長く付き合える環境を選んでほしいと思います。

「高ければ効く」と思い込まず、しっかりと中身を見て判断することが、本当に意味のある不妊鍼灸につながるのではないでしょうか。

不妊に悩む方にとって、安心して相談できる場所でありたい——
それが私たち鍼灸院の責任であり、存在意義だと考えています。


ご予約・お問い合わせ – 不妊 突発性難聴 自律神経失調症を改善 大阪 江阪の氣よし鍼灸院

 

氣よし鍼灸院のホームページ

 

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【鍼灸師になったきっかけ】モミ屋じゃない、“治療”がしたかった学生時代の話

今から30年前、私は20代前半の鍼灸学校に通う学生でした。

 

当時の私は、鍼灸業界に対して強い疑問と違和感を抱いていたのを、今でも鮮明に覚えています。

 

当時は今と違って、鍼灸師柔道整復師の資格を取れる学校は非常に限られており、いわば狭き門。

 

にもかかわらず、卒業後に働く多くの場所では、「肩もんで、腰も強めで」といった患者さんの要望に応じて、ただマッサージを提供する日々。

 

保険を使ってマッサージをする「マッサージ屋さん」としての整骨院があふれており、治療家を目指していた私には大きなギャップでした。

 

「こんなの、治療じゃない」
「俺はモミ屋になりたくて鍼灸師を目指したんじゃない」

 

そんな思いを抱きながら、私は将来に不安を感じ、精神的にもかなり参ってしまいました。心療内科を受診した結果、「軽いうつ病」という診断を受けたのも、この頃です。

ひとつの出会いが、希望をくれた

そんなある日、義兄から「友人に学校でも教えていて、鍼灸の勉強会も開いている人がいる。一度会ってみないか?」と声をかけられました。

 

その方が宇多先生(仮名)です。宇多先生は整骨院でも働いていて、見学に来てみては?と提案されました。

 

院を訪ねた日、先生は長髪・ヒゲというサーファー風の見た目で、私の中の“治療家像”とはまったく違いました。整骨院に着くと、スタッフ全員ロン毛、院長だけがスキンヘッド。

 

しかもその院長がジャンケンで負けて院長になったという、和気あいあいとした空気。驚きましたが、どこか心が和みました。

 

本気で“治したい”と思える場所があった

この院では、マッサージだけでなく、スタッフがしっかりと説明し、学びのある現場でした。見学中も「疲れたら休んで」「お茶いる?」など気遣いがあり、丁寧に鍼灸や治療について教えてくれる環境がありました。

 

院長とも話す機会があり、「鍼灸だけでやっていきたいけど、周りは“食えない”と言う。整骨院をやるべきなのか悩んでいます」と正直な気持ちを打ち明けました。

 

すると院長はこう言ったのです。


「鍼はがんにも効果があるって言われてる」
東洋医学を本気で学べば、人を治す力が身につく」
「これからの時代は、鍼灸が必要とされるよ」

鍼灸師としての人生がここから始まった

この言葉を聞いたとき、「本当にそうなれたらいいな」と心が動かされました。それまで、ただ不安で前が見えなかった私に、初めて「希望」が芽生えた瞬間でした。

 

それから1年かけてうつ状態も回復し、卒業後は鍼灸整骨院での修行を経て、医療法人の病院に勤務。

 

そこでは、末期がんの患者さんへの鍼治療に携わるようになりました。

子宮がん、肺がん、乳がん…痛みの軽減を目的とした鍼灸を行い、東洋医学部門の主任にもなりました。

 

ある日、タクシーに乗って病院名を告げると、運転手が「その病院、鍼の先生がすごいって評判ですよ」と話してくれたのを聞いたとき、本当に感慨深かったのを覚えています。

本気でやれば、夢は叶う

あの日、義兄が声をかけてくれなかったら、宇多先生や坊主頭の院長と出会っていなければ、私は今の自分になれていなかったかもしれません。

 

鍼灸でがん患者を救えるかもしれない」
そう本気で信じたことで、私は道を切り開くことができました。

 

今、鍼灸師を目指している方、業界に疑問を感じている方へ伝えたいです。


迷っても、悩んでも、自分が信じた“治療”を本気で追い求めてください。
鍼灸には、まだまだ可能性があります。私自身、それを実感しています。

 

氣よし鍼灸

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抗がん剤の副作用による手足のシビレには鍼が効果あり

母校で行われている、鍼灸免許取得者向けの講習会『専門臨床研修会』に参加してきました。

講習会

 

今回は、『末梢神経障害に対する鍼治療』というもの。

 

鍼灸治療は様々なやり方がありますが、この母校で行われている講座は、現代医学に基づいた針治療です。

毎回、学術的な論文や研究データーから最新の鍼灸治療を教えていただいています。

 

病院勤務時代から、がんの痛みや抗がん剤の副作用を軽減を目的とした、鍼治療を行ってきました。

 

担当したガン患者のほとんどはステージ4、余命宣告を受けた方たちでした。

 

当時も今もガン患者への針治療は勉強会や書籍で学んんだやり方で対応していましたが、今回、学んだ方法はとても効果的なやり方です。

 

癌の科学療法、つまり抗癌剤を使用すると足や手に何とも言えないしびれがでてきます。

 

おもな症状は以下の症状です。

 

・砂利道を歩いているような感じになる

・つまづきやすくなる

・小銭がつかめない

・ふくらはぎの違和感、ツッパリ感

・手足のしびれ(手だけ、足だけという人も)

 

 

乳癌の場合で考えると抗ガン剤の、「タキソール」(パクリタキセル)と言われる薬による副作用です。

 

乳がん卵巣がん胃がん、子宮体がんなどによく使用される薬です。

 

この薬を使用すると手や足の指先にしびれが出てきます。

 

小林麻央さんも、この薬の副作用で苦しめられたことが、

ブログに書かれていました。

 

この抗癌剤の副作用に対して西洋医学では、「リリカ」を出します。

あとは、メチコバール、ビタミンB12です。

 

「リリカ」を服用して、指先のしびれが取れるのであれば、服用し続ければいいのですが、思うような効果が出ず、癌患者の半分以上は、副作用も強くでるため飲みたくないと思っているようです。

 

 

抗がん剤の副作用による、末梢神経障害に鍼治療がとても有効的です。

 

実際、大学病院で行っているところもあります。

 

海外の論文にも効果があると、発表されています。

 

今まで、私が行ってきたやり方よりも、抜群に効果がでます。

 

この抗癌剤の副作用によるしびれ(末梢神経障害)の鍼治療の通院回数は、週に1回で7回受けていただくことになります

(データからの通院回数)

 

抗癌剤を受ける前から末梢神経障害への鍼治療を行えば、より効果的です。

 

東洋医学でガンを治すことはできませんが、がんに打ち勝つ力、自己回復能力の手助けはできますし、抗癌剤の副作用による、全身の倦怠感や背中などの痛みを軽減させることは十分可能です。

 

『抗ガン剤の副作用による抹消神経障害』への鍼治療と,全身的な倦怠感を軽減させる治療を抗上手く併用していけば、体の状態もよくなります。

 

抗ガン剤の副作用による、手足のしびれ、違和感、ふくらはぎの痛み、ツッパリ感などで、お悩みの方で、鍼治療を試してみようという方は、お電話ください。

 

相談も受け付けております。