昨日、母校で行われた専門臨床研修会に参加してきました。
この研修会、学校を卒業したOBのための勉強会になります。
昔はこのような勉強会は開催されていませんでしたが、2012年頃から年に1回のペースで開催され、5年前から年に3回ほど行われるようになりました。
こういう勉強会は非常に有りがたい。
鍼灸医学というものは、科学とは関係がない対局の存在のように思われがちです。
神秘的なイメージを持っている人も多いのではにでしょうか?
しかし、今は鍼灸の効果も科学的に解明されてきています。
僕自身も、若い頃は神業のような技術を持つ先生に憧れたことがありますが、今はそのような考えはまったく持っていません。
「神業」は、一部の感のする鋭い人が持つ技術は独自に身につけたのものであるため、再現性がありません。マネできないのです。
こういう鍼灸技術は、「医学」ではないと思います。
勉強すれば誰がやっても同じ効果が出せるものでなくては、ダメなんではないかと今では思います。
鍼灸師にも色々な考えがあり、経絡とか気の流れだとか、そういうものを意識して治療を行っている者もいると思いますが、ぼくは、そのような感覚的で独自な技術の習得は目指していません。
こういうことを書くと反論意見のコメントをいただいてりするのですが、「未病」に対してはよいと思うのですが、完全に症状がでてしまったものについては、古典的な東洋医学だけでは、よくなることはないと思いますよ。
今回の研修会のタイトルが「腰痛・腰下肢症状に対する鍼灸治療」でした。
ぼくが学生だった頃の25年前とは、腰痛治療の考えもずいぶん変わりました。
今回学んだことは、鍼灸整骨院で見習いをしていた20代の頃、「感覚をきたえれば分かるようになる」「技術の習得には10年かかる」と言われたことでした。
当時は、医学的に説明できる先生がぼくの周りにはおらず、修行をつめば分かるようになるというボンヤリしたものでした。
今回、学術的に、どうすればできるのかを順序だてて説明していただくことができました。こういうことを20代に知りたかったな~と思います。
鍼灸治療も進歩しています。
修行は大切だと思いますが、無駄な修行は必要がありません。
専門臨床研修会、学校主催の勉強会にすれば、まあまあ高い方で参加費が1万円~1万5千円します。でもね、最新の研究結果からの話なので安いと思います。
鍼灸学校の中で、歴史がある学校で卒業生多いのに、定員の20人が埋まらないことも多いのが悲しいですね。
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