氣よし鍼灸院の思うままブログ

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医者に鍼灸を受けてもいいか質問することは・・・

鍼灸を受けてもいいか、医者に聞いてから決めます」という質問が時々あります。たぶん、医者なら医療のことを何でも知っていると思うのでしよう。
 
しかし、よく考えてみてください。医者は「西洋医学」の専門家であって「東洋医学」の専門家ではありません。鍼灸治療について質問して知らないんですよね。
 
ふつうの医者は、東洋医学を学んでいません。以前、私の鍼灸院に来院されていた女医さんは、医学部時代に鍼の先生の授業が2時間あったと話していました。その時に実際に鍼を受けたそうです。
 
しかし、それ以来、東洋医学鍼灸を学ぶ機会もなかったので鍼灸治療がどのようなものか詳しくは何も知らないと言っていました。
 
この女医さんのように医学部で学んだという人はとてもレアケースです。ほとんどの医学では鍼灸を学ぶことはありません。特に年配の医者であれば医学生時代にそんな授業はありません。
 
時々、自分で東洋医学鍼灸治療を勉強したという人がいます。私の知り合いの医者も鍼灸学校に入学して勉強したという人がいます。しかし医者であれば、鍼灸学校に行かなくても法律的には、鍼灸治療を行うことが可能です。
 
たとえば、たまたま昼休みに鍼灸治療の本を読み、興味が出たので午後の診療で患者に鍼灸治療をやってみたいと思えば、いきなり行うことができます。
 
でも、誤解がないように、法律的に鍼灸治療ができるのであって、正しく鍼灸治療がではありません。まして、鍼を痛みなく体に刺すという行為は無理でしょう。
 

西洋料理の職人に和食について質問するのと同じ

 
西洋料理の職人に日本食について質問しても的確な答えは返ってきません。パスタの職人に、「パスタ」と「うどん」はどちらがおいしいかと質問しても、パスタだという答えが返ってくるはずです。医者に鍼灸について質問することはこれと同じ事です。
 
最近では風邪にツムラやオオスギ製薬の葛根湯をだす医師も増えてきましたが、これについても、漢方の理論を学んで処方する医師はほぼいません。
 
 
私は医師と一緒に10年間働いてきました。上司の医者は比較的、漢方を多く処方していましたが、東洋医学理論や漢方を学んでいませんでした。
 
通常、医師は製薬会社から渡されるチャート表を見ながら漢方を処方します。チャート表には熱や腫れなどの症状が書いてあるだけです。
 
漢方は「症状」ではなく「証」に対し本来、処方します。(この辺の話は説明するの長くなるので今回は細かくは説明しません)
 
 
 
医者に「鍼灸受けていいですか?」「私の症状には鍼灸は合っていますか?漢方はいいですか?」と聞いても意味がないというか、医者としてプライドがある先生なら「鍼治療は受けるな」といいますよ。
 
患者側としては、もちろん薬を飲んだ上で鍼灸を受けたもよいかの質問だと思いますが、基本的に医者は自尊心が強い方が多いので、怒られるか、鍼灸を否定されるだけです。
 
たまに、医療マニアみたいな医者がいて、鍼灸もカイロも整体も世界中の代替医療を勉強して知識があるという方がいますが、こういう方は普通まずはお目にかかることはありません。
 
鍼灸を受けていいかの質問は医者にしないのが無難ですよ。
 
 

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