11月は妊活で来院されているお二人が妊娠。
30代前半と30代後半の方です。
お二人とも、今まで何回もチャレンジしても妊娠にいたらないご経験をされているので、少しネガティブな状態でしたが、無事、妊娠。
しかし、妊娠が目標ではありません。出産して我が子を見ることが目標です。
当院の方針としては、安定期に入るまで来ていただいていますが、30代後半の方は、胎嚢確認後、つわりがひどくなり、通院がしんどいということで当院の鍼灸は終了となりました。
もう一人の方は、まだ妊娠判定陽性だけなので、安定期まで続けることになりました。
30代前半の方は、お一人目の妊活中に通院されていた病院で鍼灸を受けておられ、そこの病院の紹介で当院を受診することになりました。
通院されていた病院で、胚移植前に受けていた鍼治療が中髎穴刺鍼。
これは、子宮内膜が薄い方にも効果があるやり方です。
中髎穴刺鍼は、術者が鍼を持ち、雀啄(じゃくたく)というやり方で鍼をズンズンと揺らします。痛みはありません。
私が学生時代は、この鍼のやり方は学んでいませんでした。
この10年ほどで、発表された考えです。
中髎穴刺鍼を研究されておられた先生の講義と実技に何回も参加しました。
この鍼ののやり方はテクニックが必要なので、練習が必要です。
研究されていた先生が講義の中で、中髎穴刺鍼が正しく患者さんに使用していない先生もいると、嘆いておられました。
間違ったやり方は、パルス通電です。
電気刺激と手のズンズンおこなうバイブ刺激はまったく違います。やり方を正しく行わなければ効果はないそうです。
「中髎穴刺鍼が不妊、子宮内膜の厚み、子宮に効くのではない、正しいやり方を行ってはじめて効果がある、ただやればいいというものではない」という、某先生の言葉が印象的です。
勝手にやってはアカンわけです。
ツボに鍼をすればいいというものではありません。
正しいやり方、正しい刺激、刺入の深さを行って、はじめて効果があるというものです。
ただ、ツボに鍼をさせばいいというものではありません。
ツボに鍼をするだけなら、素人でもできます。
そんな単純なものでありません。
とりあえず、妊娠してよかった。
来年1月は胚移植の方が2人おられます。
無事、妊娠するといいのですが。
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