先日、所属している鍼灸団体主催する講座を受講するために東京へ。日帰りのため朝、6時30分の東京行きの新幹線に乗る。さすがに早朝は寒いし、眠い。
今回の目的は再生医療を学ぶためです。
所属する鍼灸団体では「再生医療×鍼灸」のため機能再生士の育成を行っていましたが2020年から一時活動停止していました。
しかし、今年から再開したという報告があり参加することにしました。
2年前から活動再開するなら連絡が欲しいと協会の担当者さんには伝えていたので、待ちに待った再開です。
鍼灸師が関わる「機能再生士」というものは何をするのか?
再生医療クリニックと連携し、術前術後の治療ケアを担い、「痛みを軽くする」「痛みを改善する」ことによって治療効果を高める鍼治療を行うことが役目です。
再生医療分野の鍼治療は手技と刺激を組み合わせた内容で、再生医療専門の鍼治療になります。
講座では再生医療の知識と細胞活性化の物理刺激の手技を学びました。当初、この講座、ZOOMでも開催されるため、東京に行くのもお金と時間もかかるので、ネットで学ぼうと考えていましたが、東京に行って大正解。
移植後の関節への刺激は、実際に体験しないと分かりません。なぜ、再生医療に鍼灸が必要かも理解できました。
移植するだけでは、関節に細胞が定着しないようです。重要なの刺激。その刺激量も強ければ効果なし。こちらも実技を受けて分かりました。
鍼灸を行った方が効果は高く、再生医療の話は医師側から鍼灸協会の方に話がきたようです。
講座では再生医療認定医・整形外科専門医の講義もありました。幹細胞点滴治療についての話も聞くことできました。
今後は、膝や股関節の関節痛も手術する必要はなくなるのではないでしょうか。膝の軟骨も再生させることができるようになり、軟骨がすり減って痛みで悩んでいる人への対応も可能です。
リウマチによる関節の変形元には戻りませんが、変形、破壊による痛みには効果があるようです。
講座の後は、実技の試験と解剖学の試験を受け無事合格。もともと膝の関節痛は臨床でもよく診ますから、クリアーできました。
関西では、再生医療のテレビCMは見たことありませんが、関東では普通にやっているそうです。群馬県の先生も見たことがあると言っていたので。
やっぱり、関西は少し遅れて医療も情報が届くという感じです。
関西では行っている病院は少ないようですが今後、増えてくると思われます。
当院では、医師と協力のもとに再生医療×鍼灸を行っていきます。現在、膝関節のみ対応可能です。
手術を医師から言われている方は、再生医療×鍼灸を検討をおすすめします。自分の血液から培養した細胞なので副作用もありません。人工関節を入れるよりもいいと思います。ご興味がある方は、お問い合わせください。
講座を受けた後、軽く懇親会。参加者は協会の事務の方たちと私だけ。他の先生方と話をしたかったのですが。しかし、事務の方や理事長と色々業界のことなど話ができてよかったです。
東京に来たらいつも食べるコロッケそば。このメニューは関西にはないんですよね。東京では立ち食いそば屋でも、たぬき、天ぷらと並ぶ定番メニューのようです。
それほどおいしくはないのですが、なんだか東京来たら食べたくなる中毒性があるメニューです。今回は神田の駅構内の立ち食いやで食べました。
新幹線に乗り込み、大阪へ。
新大阪には夜の10時過ぎに到着。
ハードな1日でしたが、得るものが大きい1日でした。
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youtubeを9年ぶりに再開しました。
どんどん、動画をアップしていきます。
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当院は、東京大学大学医学部付属病院リハビリテーション部鍼灸部門からの推薦を受けている鍼灸院です。
東京大学医学部附属病院リハビリテーション部物理療法(鍼灸)部門
『東洋医学×現代医学』2つの医学の考え方を合わせた鍼灸院です。
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病院勤務10年の鍼灸治療の経験