カタカムナ関係の本が数年前から目立つようになってきました。以前は、ほんの数冊あった程度でしたがAmazonで見ると増えています。
時代に必要とされているんでしょうか、時代が変わってきたのでしょうか。
ただ、何冊か読んでみましたが希釈された本が多いように思います。作者の主観もあるので、仕方が無いかもしれません。
やはり元ネタ、原本を読み込むのがいいと思いますが、ほぼ絶版で入手出来ません。ヤフオク、メルカリ、古本屋で1冊数万円。かなりの高値がついています。
10年ぐらい前に再版されたのですが、その時に購入したものを何冊か持っています。
宇野多美恵がおられた頃は、原稿用紙2枚(800文字)で、本を購入したい動機など書いて提出しなければ、購入できませんでした。
ぼくが購入した頃は、宇野多美恵さんも亡くなられていましたので、普通に購入することができました。(宇野多美恵さんの亡くなり方は不思議なんですよね・・・)
友人の本棚で見つけたカタカムナ
カタカムナを知ったのは、独立した頃なので今から15年前でした。たまたま友人の鍼灸院を見学していた時に本棚を眺めていると、目がと止まったのが相似象学会誌『相似象』でした。
友人はぼくより5歳年上で学生時代から陰謀論的な話をしていました。当時、そういう話をする人は珍しかったように思います。
その筋の本かと思い、「この本、なんですか?なんかの会報ですか?」 と聞くと、「ええところに目がいったなー」「それは、必要な人にしか届かない本やで、目が行くとはすげーぞー」
あいかわらず、変なこという人やな、と思いつつ詳しく聞いてみると、友人はカタカムナについて話はじめました。カタカムナ人、カタカムナ文明というものが大昔の日本にあったこと。
楢崎が戦時中、旧満州国吉林の地に於いて、製鉄関係の仕事に従事していた折り、現地人の尊敬を一身に集めていた老子の導師 蘆有三老師と親交を重ねていました。
その老師の口から「古代中国の四書五経や、素間、霊枢などによって伝わる思想や医学の源は、その当時の日本列島に住んでいた、アシア族という部族から学んだものである。このアシア族は、八鏡の文字を用い、極めて高度の精神文明を持っていたと言われていた。」と教えられたました。
敗戦によって日本内地に引き揚げて来た楢崎は、日本の食糧事情解決の為の土地電位の測定を目的として、兵庫県六甲山系の金烏山に野営中、平十字と名乗る不思議な老人から、カタカムナ神社の御神体で、見ると目が潰れるとして密かに伝えられたという巻物を見せられました。
この時、彼の頭にヒラメイたのが、蘆有三老師の言葉でした。「もしや此の記号が、あの八鏡の文字ではないか?」と直感した楢崎は、文字とも記号とも解らない八〇ケの渦巻きの記号を、彼の願いを入れて毎晩通って来た平十字の巻物から、二〇日の日数を掛けて写し取ったのです。
その後、彼は数十年の努力によって其の解読に成功したのですが、その内容は実に
驚くべき事柄が記されていることが解りました。
1カタカムナの記号文字は、従来の定説を破って、明らかに現在のカタカナの起源であると考えられること。カタカムナのウタヒは、古事記の原典そのものであること。宇宙の生成や、生命の発生、消滅の物理が、日本語の四八音、あるいは「ヒフミヨイムナヤコト」の、一から十までの数列に託して完璧に表現されていることです。
カタカムナを治療に使えないものか・・・
友人の話からカタカムナに興味を持ち、何冊か購入しました。ネットでも鍼灸とカタカムナとかのキーワードで調べていると、操体法の医師でもある橋本敬三先生が研究されていたようでした。
特に5巻をよく読まれたらいい。
こちらも購入して読んでみましたが、う~ん、よく分かりませんね。
何回か読みましたが、すぐに治療に使えるようでもないようです。