リウマチの薬が効きにくくなる理由
──進歩した治療と、見落とされがちな「身体のバランス」
リウマチの治療薬は、ここ数十年で大きく進歩しました。
メトトレキサートをはじめ、生物学的製剤やJAK阻害薬など、炎症を強力に抑える薬が登場し、関節破壊を防げる時代になっています。
しかし、効果が高いということは、裏返せば身体への負担も大きいということでもあります。
薬の力が強くなればなるほど、副作用や体調の変化に悩む方が増えているのも事実です。
東洋思想には、
「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」
という言葉があります。
光が強くなれば影も濃くなる。
これは自然界の法則であり、医療にも当てはまります。
薬の効果が高いほど、身体では別の反応が起きる
リウマチ治療に使われる薬は、免疫の働きを意図的に抑えることで炎症を鎮めます。
その結果として、
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感染症にかかりやすくなる
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倦怠感や胃腸障害が出る
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肝臓や腎臓に負担がかかる
といった反応が起こることがあります。
特に、
「以前より薬が効きにくくなってきた」
「薬を増やしているのに調子が安定しない」
という方は、身体のバランスが崩れているサインかもしれません。
「薬が効きにくい体質」ではなく、環境の問題
時々、
「私は薬が効きにくい体なんです」
とおっしゃる方がおられます。
しかし本当にそうでしょうか?
パソコンの動きが悪くなったとき、
「このパソコンはダメな機械だ」とは考えませんよね。
多くの場合、
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不要なデータが溜まっている
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システムにエラーが起きている
こうした原因を取り除くことで、動作は改善します。
身体も同じです。
薬が効きにくくなっているのは、身体の処理能力や調整機能が低下している状態と考える方が自然です。
身体の「クリーニング」は薬ではできない
薬は、症状を抑えるための非常に重要な手段です。
しかし、身体全体の調整や回復力の底上げは、薬だけでは難しい領域でもあります。
ここで重要になるのが、
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血流
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自律神経
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内臓の働き
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排泄機能
といった、身体の基礎的なシステムです。
東洋医学的なアプローチでは、これらを一つの流れとして捉えます。
鍼灸は、薬のように「何かを足す」のではなく、
身体が本来持っている調整力を引き出すことを目的とします。
鍼灸を併用すると、なぜ薬が使いやすくなるのか
鍼灸によって、
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血流が改善する
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内臓の働きが整う
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解毒・排泄の流れがスムーズになる
こうした変化が起こると、
薬が体内で適切に処理され、効きやすく・副作用が出にくい状態が作られていきます。
実際に、リウマチの初期段階で鍼灸を取り入れている方は、
症状の波が比較的安定しやすい傾向があります。
医療関係者が早い段階で鍼灸を選ぶ理由
私の院には、
「主人が医師です」
「父が医師です」
「看護師です」「薬剤師です」「臨床検査技師です」
といった、医療の現場をよく知る方が、
リウマチの比較的初期に来院されるケースが少なくありません。
これは、
薬の役割と限界を理解しているからだと感じています。
薬と鍼灸は対立しない
甘いぜんざいに、塩昆布や梅干しが添えられているように、
一方だけではなく、反対の要素が加わることで全体のバランスは整います。
薬という科学の力に、
身体が自ら回復しようとする自然の力を加える。
それによって、
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薬の効果が引き立ち
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身体への負担が減り
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長期的に安定した状態を目指す
ことが可能になります。
偏らないことが、リウマチと向き合う鍵
リウマチは、短期間で答えが出る病気ではありません。
だからこそ大切なのは、
一つの方法に偏らず、バランスをとることです。
薬か、自然療法か、ではなく、
薬も、鍼灸も、必要なものを必要な形で使う。
それが、リウマチと長く付き合うための、現実的で賢い選択だと考えています。
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