氣よし鍼灸院の思うままブログ

大阪吹田市、御堂筋線江坂駅前徒歩2分。痛み・リウマチ、抗癌剤の副作用、突発性難聴、不妊を行う鍼灸院。氣よし鍼灸院のブログ

統合医療の講演会に行き、思ったことを書きました。

NPO法人 国際統合医療研究会が主催する『統合医療講演会 in京都』に参加してきました。

 

会場は京都の城陽の寺田。実家の隣町になりますが大阪からは遠かった・・・

城陽は友人もたくさん住んでいるので懐かしい。寺田は30年ぶりに来ました。

 

今回講師の1人である、田端俊久先生が話されるというので参加しました。

講演会の1週間前に田端さんからLINEで電話がかかってきました。

「参加されますか?」

「はい、申し込みました!」と、伝えると、顔合わせなどしたいと思いますので、時間をあけておいてとのこと。

 

統合医療代替医療については、今から20年前に勉強した時期がありました。

当時は、千島学説、安保・福田理論の研究会の会員になったり、ゲルソン療法やナチュナルハイジーンを実践したり、食育や代替医療セミナーにも積極的に参加しました。

 

勉強して思ったことは、「偏ってはいけない」ということでした。

薬を過剰に否定した結果、病が悪化したケースをたくさん見てきました。信じた結果だと思うのですが、バランスというものがある訳です。

薬の否定というものは違うんじゃないかなと学べば学ぶほど思いました。

 

その頃、不思議に感じたことがありました。

代替医療系、統合医療系の研究会の代表の方が若くして亡くなっていたことです。

「なんで?長生きするんじゃないの?」とかその頃は思いました。ネットでは、殺されたとか陰謀論的な内容が書かれていますが、私が知っている先生(本を何冊も出している方)はアルコールが原因です。もともと肝臓が悪いのも影響しています。

しかし、ググると、「殺されたんだー」「本当のことを言ったから暗殺された-」などなど、色々書かれています。

直接、ご一緒に研究されておられた先生から聞きましたし、たぶん間違いありません。

ここでは詳しくは書きませんが、ウチの鍼灸院に来られた方たちには、質問されれば、知っていることを話しています。

理屈と現実は違います。

 

代替医療統合医療の使い方は、ケン・ウィルバーインテグラル理論を学んで自分の中で答えがでました。

一言でいえば、「発達、発展は含んで超える」すべてはホロン構造です。医療も同じです。これを無視すると上手くいかないように思います。

 

薬は、植物など自然にあるものから発達、進化したものです。

薬の否定は結局は、薬草など過去の医学、ナチュナルな医学の否定にもなるんじゃないかと思います。

このあたりのお話は、以前、一般向けの健康セミナーでお話ししました。また、youtubeで話したいと思います。

 

さて、田端さんのお話は、霊気ヒーリングの原点のお話。

田端さんは、2回の末期がんを克服され、坊主としての修行、得度もされておられます。

霊気ヒーリングについてはここでは詳しく書きませんが、日本初のヒーリングで逆輸入として日本に入ってきました。

西洋人が、九字切りや漢字を見たまま解釈したこともあり、正しく伝わっていないじゃないかというお話をされていました。

なので、田端さんは疑問に思い、日本発の霊気を海外に広める活動を今後していき、受けることができる場所も作っていかれるようです。

ぼく自身も2年前から田端さんに教えていただき、学ばせていただいています。

 

講演会の後、別部屋を取り、講演会では話せない内容を話される予定でしたが、部屋は満員。田端さん、大人気です。

個人的に色々聞きたいことがありましたが、またにします。

 

今回の統合医療講演会は、田端さん以外は、甲田式健康法を実践されている鍼灸師や食事療法を研究されている医師など食事の話が多かったです。

久しぶりに学んだ感想は、20年前と変わっていないかなと。

粗食、肉を食べない、野菜中心、玄米、有機食材ということは、同じかな。

確かにこれらのことは大切かもしれませんが、偏った結果、症状や病気が逆に悪化したケースも多く診てきました。

上手く、普通の食事とミックスがいいんじゃないかなというのが感想です。

 

個人的には、質疑応答の時間が1人だけ、まったくないというのは、「なんか一方的ややな・・・、聞きたいことがあったのに・・・」と、思いました。もう少し時間を取ってもよかったんじゃないかな。

 

と、まあ少し辛口な感想になってしまいましたが、繰り返しになりますが、20年前から学んできて感じたことです。

結局、これが正しいというものはなく、自分自身がよかったものをやればいいんじゃないかなというのが今のぼくの思いです。

 

 

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東洋医学×現代医学』2つの医学の考え方を合わせた鍼灸院です。

鍼灸経験20年以上の実績

病院勤務10年の鍼灸治療の経験

 

鍼灸業界に入り今年で29年ち、振り返ってみた。

今年で鍼灸業界に入って見習いも入れると29年経ちました。

鍼灸整骨院で見習いを4年6ヶ月、病院勤務が10年、鍼灸院を開業して14年。

色々ありました。

 

見習いを最初にスタートした京都の鍼灸整骨院では、最初の給料を投げつけられました。

原因はよく分かりません。

たぶん給料のことを聞いたのがダメだったかもしれません。

25日の給料日にスタッフはお給料を頂いているのに、ぼくだけ何もありませんでした。

忘れていると思ったので何も聞きませんでした。それから5日経過・・・

 

その月の最後の日、「ぼくは、お給料を頂けるのでしょうか?」と、聞くと、「君は1日に入ったから月の初めに渡そうとしていた」と、言われました。

ありがとうございます、と言ってその日は帰りました。

次の日の朝、いきなり「これしか渡せないからな、嫌なら他の院に行ってもええんやで!」と言って、怒りながら給料の封筒を投げつけてきました。

悔しかったですが「ありがとうございます」と、一言いって、朝の準備をはじめました。

この鍼灸整骨院を紹介していただいていた方がいました。

当時、鍼灸学校は全国で14校のみ。狭き門です。九州では学校はゼロでした。

そのため、普通に受験しても受かることは難しく、紹介、推薦してくれる人を探さなければ入学はできない状態でした。

普通に2回3回落ちている人なんかザラでした。

 

学校へ入学するために推薦書のようなものを書いてくれた方は、整骨院を多数経営されている方でした。

その方が最初の鍼灸整骨院を紹介してくれたのですが、面接の時に絶対に給料のことは聞くなと釘を刺されました。

そのため、最初の鍼灸整骨院の面接時h、こちらからは給料面の話は一切話さず。向こうも話さず。

そんなこともあって、給料を投げつけられたと思います。

何か思うところがあったのでしょう。

 

ここで6ヶ月働きましたが、院長との会話の記憶はないです。

2ヶ月経った頃から体が動けず、天井を3時間眺めている自分がヤバいと感じ、病院にいくと、うつとの診断でした。

メンタル的に限界だったのでやめました。

この先生、一切、顔を見ずに話をする人で最後まで人を見ず、どこかを見て話をする人でした。

 

次の見習いで働いた治療院は、友人の紹介で入ったスポーツ疾患を得意とした先生でした。

ちなみに、ぼくはスポーツにはまったく興味がない。

なんで働いたかは忘れました。

 

この先生とも、まともに会話したことはありません。少しイライラしながらテーピングなど教えてくれた記憶があります。理由は忘れましたがよく怒られました。

四国出身の先生ですがなぜか、標準語で怒ります。

「お前、何やってんだよー」「ちゃんと、やっとけよな!」

たぶん、ぼくに原因はあると思いますが、2年間、無遅刻無為欠勤で辞めました。

 

その後、天六鍼灸整骨院で2年間修行。

この先生とは色々話しましたし、相談もしました。

面倒見がすごくよい先生でした。

また、ここは大阪の下町だったので、いわゆる『大阪のおばちゃん』の患者さんも多かったのもよかったです。

月末になると、「あんた、ご飯食べていないやろ!!、お昼食べにおいで!!」と言って、患者さんの家で昼ご飯をいただき、晩ご飯のお弁当も持たせていただきました。

多くの患者さんから色々と食料をいただきました。本当に助けていただきました。

 

その後、縁あって、病院で働くことになり、ここは10年間お世話になりました。

病院勤務時代職場

神戸大学卒、京都大学大学院卒の秀才の院長。

こういうことを言うと怒られると思いますが、医者には珍しい人格者の先生でした。医者自身も「この業界、変わった人が多いですから」と、よく言うぐらいですから。

 

病院では自由に鍼灸をさせていただき、10年間でぼくが担当し鍼灸治療を行った延べ人数は少なく計算しても、2万5千人はいたと思います。もしかしたら3万にかもしれません。

昼の休憩時間は10分間だけで、朝の9時から夜の8時までずっと鍼灸治療をしていた時もよくありました。

円形脱毛症にもなりましたが、鍼灸治療が楽しく、自分のスキルもアップできるのが嬉しかったです。

 

今ならブラック企業といわれるかもしれませんが、ぼくの考えとしては、士業や専門職に働き始めて3年間は、がむしゃらに働くことが必要だと考えています。

そう、生き残れませんし、やっていけません。

あくまでも個人の考えですが。

 

ここで働いていなければ、鍼灸院を開業することはなかったと思います。

東洋医学・リハビリ科の主任にもなり、退職。

院長は病院の近所で独立すればいい、協力するとまで言っていただきましたが、ここ吹田市の江坂で開業しました。

 

そして、今年の11月で開業して15年になります。

 

最近、昔のことを色々思い出します。

50歳過ぎたので年のせいでしょうか?

 

20代の見習い時代の先が見えない不安感と恐怖しかありませんでした。

まったく光なんか見えません。

散々、周りから「鍼灸だけではやっていけないよ、柔整とらないと無理」だとか言われました。

あれから年月が過ぎて業界見ていると、柔整業界なんかもうどうしょうもない状態です。保険の不正で成り立っていた業界ですから。

これだけ学校が増えて、卒業生がバンバン保険を使えばチェックが厳しくなって当然。

25年前の時点で、今後厳しくなる、メリットはないという話はよく聞いた話です。

 

鍼灸だけでも、腐らずにやっていれば、何とか生き残ることができます。

先なんか分かりません。

ただ、自分は80歳までは鍼屋、鍼医者(昔の年寄りの患者さんがよく言っていた言葉)やっていたいですね。

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女性の多い膝の痛み。膝の痛みが腰や股関節も現れます。鍼灸で全身調整。

日曜日は、母校で開催された鍼灸専門臨床研修会に参加しました。

学校を卒業したOB向けの研修会になります。

毎年参加して8年になりますか、必ず参加するようにしています。

今回は明治東洋医学院の元教員、今は非常勤講師でもあり京都で鍼灸院を開業されておられる宮本先生のは「膝の痛み」の講義でした。

 

膝痛で悩んでこられる方は多いじゃないでしょうか。

実際、有病率は男性27,9% 女性は35,1%と、女性の方が悩んでおられる方は多い。

 

ぼく自身、鍼灸整骨院や病院勤務時代に多く診たのは膝の痛みだったと思います。

しかし、膝痛だけで鍼灸を希望される方は多くはありませんでした。

 

鍼灸院を営んでいる現在は、膝痛だけでは来られた方はおりません。

では、「膝の痛みへの鍼灸は行っていないのか?」というわけではなく、

「膝の痛みと腰痛」や「膝の痛みと股関節痛」や「リウマチによる関節の痛み」(手首、足首、膝関節)で来院される方が多いんです。

 

今回の講義で膝痛が腰や股関節への負担の話がありました。

この症状は多いので、よく治療しましたが今回の講義でより効果的な治療を学びました。

なぜ起きるのか、ある程度は自分でも説明はできましたが宮本先生が発表された論文の内容を学び腑に落ちました。

確かにそれりゃ、負担かかりますよ、納得。

 

膝から足首への負担の話もありました。

ちょうど、来院されているリウマチの患者さんの中に、今回の講義での症例と同じ痛みを訴える方がおられます。

足首の炎症や変形がないので、膝からの負担だとは思っていましたが、こちらも説明がつきました。なるほどです。

今回学んだことを早速やってみよう。これだったら今まで行っていた鍼灸にプラスすることで、より効果的な治療ができます。

 

膝痛というよりは全身への負担ということを深く学ばせていただいた講義でした。

座学、実技合わせて3時間。いつもあっというまに終わります。

 

知識のアップデートは必要だと思うんですが、毎度、参加者が少ないのが気になるな。

特に鍼灸免許を取得して間もない鍼灸師は積極的に講習会に参加した方がいいと思います。

ぼくは鍼灸学校を卒業して25年以上なりますが、当時学んだ内容とは違った新しい考えや鍼灸を学べるので非常に助かる研修会です。

ベテラン鍼灸師も参加するといいんじゃないでしょうか。

 

参加者が少ないのは参加費1万円を払い、日曜日を潰して学ぶのがもったいないのかな・・・・・

わかりませんが。

 

当時学んだ教室も懐かしい。

ここで、鍼灸のイロハを学びました。

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リウマチの初期だったのに、信じてくれれば悪くならなかったのに

信じてくたら、よかったのに・・・


私の鍼灸院に治療に来てくれた女性のリウマチ患者さんが来られました。

 発病して間もない時期だったこともあり、腫れもなく症状はそれほど悪くありませんでした。

血液検査のデーターは(CRP)正常値、(MMP-3)は74,2。

リウマチ因子は陽性でした。

医師からは手のこわばりがあるため、標準治療をすすめられていました。

 

薬を飲みたくなかったようですが、鍼灸でできること、できないこと、抗リウマチ薬のメリット、デメリット、私が行う今後の治療計画を説明しました。

説明を聞き納得して頂いたので、鍼灸治療をスタートしました。

しかし2回ほど治療を受けた後、来られなくなりました。

 

それから2年後、突然来院されました。

また診て欲しいといいます。

その時は、(CRP) 0,32  (MMP-3) 47,3

アゾラフィンを処方されていました。

 「リウマチの薬は一生飲まなくてはいけない」と、主治医から言われるこに怒られていました。では、病院を変えてみてはどうかと提案しました。

 

「ぼく自身は薬は使い方という考えを持っています」

「リウマチの状態が悪ければ使用しないといけないけど、一生飲むことに対しては否定です」と、説明しました。

すると、次回の予約を入れずに帰られました。

薬を飲まなくしてもリウマチは治るんだ、と言って欲しかと思います。

 

それから2年後、再び来院。

この時は、かなり悪化していました。

CRP)6,38 (MMP-3)496,6

 

手関節の一部は破壊し、腫れもありました。
肩の関節も動きが悪いため、バンザイもできない状態になっていました。

今まで何をしていたか聞いてみると、薬を使わずにリウマチを治す系のセミナーに参加し、主催者が行う治療を受けていたとのこと。

 

ちなみに、このセミナーの主催者は医療系の資格は持っていません。無資格者です。ぼくはこのような人たちを、『素人専門家』とよんでいます。

『素人専門家』というのは怖いもです。基礎医学、生理学を知っていれば言えないこともスラスラ平気で言います。

その主催者の明るい雰囲気や話術にひっかかってしまい、「薬を使わなくてもリウマチは治るんだ」と、信じて関節の破壊が起きてしまいました。

「薬を使わなくても治ります」と、言われたら、薬なんか飲みたくないわけですから飲まずに治るのであればやってみようと思うのも当然なことです。

 

再び診て、現在の状態を説明。
痛みと腫れが4ヶ月以上続き、全身の関節が痛いと話されていました。
これはもう慢性期に突入です。

鍼灸だけでは痛みや腫れを抑えることが難しいため、ステロイド注射をすすめました。

ステロイドを危険な薬と思う人は多いと思います。適切な量を短期間使うなら、とても痛みには有効な薬です。ステロイド薬が問題ではなく、使い方に問題がある薬なだけです。

ステロイド注射で痛みを止めて、そして鍼治療で薬が効きやすい体の状態を作ること、

鍼灸で自律神経を安定しておけば、副作用は軽減できることを話しました。

 

 『ステロイド』という言葉に嫌な顔をされました。

今まで何を言って信じてもらえなかったので、今度ばかりはほっておこうと思いましたが、さすがにそれもできず、根気よく説明しました。

今回は私の考えを受け入れ、医師に頼みステロイド剤を注射しました。

 

その後、痛みはなくなり、日常生活も痛みを感じること無く生活ができると話されていました。

ステロイドは一時的に症状を抑えているだけなので、今度は体の自然治癒を発動される治療、鍼灸をしっかりやっていきましょうと話ました。

治療治療計画を立てましたが、そのとうりには来てくれませんでした。

ステロイドを使って 一時的よくなったことが治ったと思ったのでしょうか?
私がまたまた信じられなくなったのでしょうか?

分かりませんが、数ヶ月後には、さらに症状が悪くなり、今度は生物学的製剤を行うレベルまで悪くなりました。

 

また、また、また、説得です。
今度は、生物学的製剤の使用したほうがよいと話しました。

今回は少し強く説明しました。

ぼくがよく患者さんに紹介する病院を教えてあげて、生物学的製剤をスタートしました。

 

計画どうりに来てくれなかったこともあり、劇的な効果はありませんでしたが、徐々に腫れや痛みは軽減しました。

ある程度の鍼灸での治療計画を説明しましたが、今後のことは、患者さん自身にお任せしました。


いくら言っても聞いてくれない人は聞いてくれません。

行動してくれない人は、ご自身が気がつかなければ無理なんでしょう。6年前に来た時、ちゃんとしていれば、こんなに悪くなっていなかったのにと残念です。

素直に、こちらの話しを聞いてくれた人は、リウマチの状態も安定し減薬もできています。

自己判断、素人専門家の方がぼくよりも信じられるのでしょう。

 

その後・・・

ある日の来院時、ぼくの生まれた生年月日を、しつこく聞いてきました。

なぜですか?と、聞いてみると、

「仕事で必要です」と、小声でいいました。

この患者さん、保険の外交員をされていたので、何かでぼくの生年月日を使いたかったようでした。

「それは、個人情報の勝手な使用ですね、**病院の**副院長にも聞きましたか?」と言うと、無言になりました。

「そうですか、ぼくにだけですか?」

また無言になり、顔がこわばっていました。

 

医者に聞かず、鍼灸師には聞く、どういう神経かはよくわかりませんが、今後の来院はお断りさせていただきました。

頑張って説得しない方がよかったんでしょうかね。

当院の患者さんはみなさん素直でいい方たちなので、非常に珍しい症例でした。

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主治医に鍼灸やっていいか確認します。聞いても無駄なんですがね。

「主治医に鍼をしてもいいか聞いてOK出れば、また電話していいですか?」

 

これは、時々ある問い合わせです。
多くの人は、医者はなんでも知っていると思っているんじゃないでしょうか?

鍼灸治療についての基本的な知識を持っていると思う人もいるでしょう。

しかし、ほとんどの医者は鍼灸治療についての知識を持っていません。10人に1人い
ればいい方ではないでしょうか?

そもそも医者は西洋医学の専門家であって、東洋医学の専門家ではありません。

医者に東洋医学鍼灸について質問するのは、パスタ専門の店主に蕎麦についてどう思うかを聞くようなものです。

麺類は同じですが、西洋食と日本食とは違うわけですから質問に答えれるはずがありません。

 

「私の主治医は、ツムラの漢方を出すから東洋医学の知識を持っていると思いますが・・・・」

こう思う方もいるでしょう。しかし、多くの医師は、ツムラの漢方を東洋医学の知識を持った上で処方していません。

 

ツムラの漢方を出している病院は製薬会社から一覧表をもらい、それを見ながら患者さんに処方しています。

表には番号が書いてあり、症状、熱、体格などが書かれています。(東洋医学は体格も重要なんです)

私が10年間、勤務していた病院でも医師は一覧表を見ながら処方していました。

(病院勤務時代の写真。病院の受付スタッフたちと)

 

勤務していた病院の院長も副院長も東洋医学の勉強はしていませんでした。

症状を診て西洋医学的な対処療法のやり方で漢方を出していました。

東洋医学では、症ではなく、『証』なんですがね。

患者さんからすれば、こういう本を読んで処方していると思うんですが、西洋医学の専門家ですからね。読んでいません。

23年前、私の中医学の師匠が、買っておきなさいとい言った本です。緑の本は1冊1万円でしたが、今でも手元において時々読んでます。

 

もし、医者が、「鍼治療は受けるな」と言えば、東洋医学鍼灸を知らないからとりあえず否定をしているんだと思います。

知らないない「知らない」「分からない」と、医者も言えばいいのですが、プライドだか何かの理由でとりあえず、否定しているんでしょう。

西洋医学しか信じない医者も多いですからね。仕方がないかもしれませんね。

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休日はプロの作家さんの講座に参加

日曜日は仕事は休みでしたが、ZOOMでの講座を受講するたに職場に行きました。

朝の8時スタートなので早めに自宅を出る。

ZOOMなので家でも受講することもできますが、家族もいて騒がしいので静かな職場で受講することに。

 

今回、参加した講座は作家の田口ランディさんのクリエイティブライティング講座というものです。

ツィッターで、たまたま見つけました。ランディさんの本は昔、読んだことはありましたが、ライティング講座というものを主催されているとは知りませんでした。

 

詳しい講座内容を見ていないのに、なぜか参加しないといけないと感じました。

こういう感覚は時々あるもので、そういう時ほど申し込みからすべて段取りよく進みます。

逆に、「とりあえず勉強のためにも参加しておいた方がいいよな―」みたいな、それほど気持ちが入っていない時は、申し込み手続きもすんなりいかず、トラブルもありグダグダになります。

今回の参加はまさに直感にしたがっての参加でした。

 

鍼灸師が、なんでライティング講座を受けるねん、と思った方もおられると思います。

ぼくは上手く文章を書けるようになりたいという思いが昔からあります。

何年か前には文章添削講座を受講したりしていましたが、最近はどうも上手く書けず、途中で手が止まってしまうこともしばしば。

 

今回、講座に参加してランディさんからアドバイスから気がついたのは、文字、文章にこだわりすぎたんですよね。つまり、体裁にこだわりすぎ。

とりあえず、そんなことはこだわらず書けばいいんですよと、まあ、講座の詳しい内容は書けませんが、心の中がスッキリした内容の講座でした。

 

 

鍼灸業界も見習い期間を入れれば、今年で29年目になります。

この業界もずいぶん変わりました。

このブログでは、患者さんへ東洋医学の情報、業界の変化や自分が思う医療の未来についても鍼灸師の目から書いていきたいと考えています。

 

業界の変化と言えば・・・・・

最近、患者さんとの話の中で、

「なんで、整骨院がこんなに多いの?」

整骨院でマッサージを最近してくれない」

という話がでてきました。

 

鍼灸院や整骨院が増えたのも理由があります。

鍼灸学校の数もは、私の学生の頃の10倍あります。昔は鍼灸学校に行くための予備校があったといえば、驚く方も多いと思います。

 

1999年に整骨院の養成学校を作れないのは違憲だと言い出した団体があり、裁判して勝ってから養成学校がタケノコのように増え出しました。

 

いきなり学校が増えたことあり、教員の数も足りないこともあり、教育レベルが下がったと思います。昔は臨床経験が豊富な先生もおられましたが、近頃は、臨床経験がそれほどない教員が指導しているという話もチラホラ聞きます。

 

「昔はよかったな~」的な話になってしまいますが、教員の指導レベルは昔の方が上でしたよ。今でも学生時代に授業で使用していた中医学のプリントの内容は、臨床で十分使えますし。

 

と、話が別の方にそれましたが、ランディさんの講座は潜在意識に響くような内容でした。やっぱり、プロの物書きはすごいです。的確なアドバイス。いい経験になりました。また、リピートしょう

 

講座の後は、日曜日の日課になっているジムで筋トレとランニング。

 

 

サウナに入ってビールなんか飲むから痩せないんでしょうね・・・・・

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西洋医学、薬が捨てたもの、診なくなったもの。

民俗学が好きだ。

昔ばなし柳田国男も好きだし、もう少し言えば、妖怪、おばけの類いも子供の頃から大好きだった。

 

お気に入りスポットに、大阪の緑地公園内に日本民家集落博物館があります。

新大阪駅から電車で7分の場所。

日本民家集落博物館は、日本各地の代表的な民家を移築復元し、関連民具と合わせて展示する野外博物館になる。

 「飛騨白川の民家」「河内布施の長屋門」「摂津能勢の民家」「北河内の茶室」「南部の曲家」「大和十津川の民家」「堂島の米蔵」「堺の風車」が移築されそのまま再現されており、民家によっては中にも入ることができます。

 

囲炉裏はボランティアの方が火を入れてくれている時もあります。

 

この囲炉裏は、福島県の古民家になるため、雪で濡れた足を乾かすために、掘りごたつのような作りになっています。

 

100年以上前の木材そのまま。

ここの資料や古民家は保存状態がいいし、敷地も広くゆったりできます。

ハイレベルな博物館だと思うですが人が少ない。ほぼ誰もいない。

午後からは増えるのかな?緑地公園内はバーベキューの人で賑わっていますが。

 

しかし、情緒的な空間で過ごす時間はいいものです。


医療の仕事は「情緒」を持っていないといけないと考えています。

情緒と言えば、数学者の岡潔が好んで使っていた言葉。

 

「私は数学なんかをして人類にどういう利益があるのだと問う人に対しては、スミレはただのスミレのように咲けばよいのであって、そのことが春の野にどのような影響があろうとなかろうと、スミレのあずかり知らないことだと答えて来た。」
『春宵十話』岡潔

 

私は鍼灸師ですが、世間的には「鍼灸」を受けたことがない人の方が多い。なかには、「鍼灸(しんきゅう)」と読めない人もいます。

鍼灸って効くの?」「鍼灸ってなんか怪しいですよね」こんなことを何人もの人に言われました。

鍼灸を信じられない、怪しいと思う人は、それでいいと思います。西洋医学、薬だけを信じていればいいんじゃないかな。

何かのきっかけで、医者がいうことのすべてが正しいわけではないし、西洋医学だけでどうすることもできないことを知った時に鍼灸も試してみようと思えばそれでいいと思います。

 

自分は鍼灸を求める方がいて、鍼灸をすればそれでいいと思うわけです。

近頃そう思います。

 

 

「たとえばいま、国も人もあまりに成熟を急ぎすぎている。何事も成熟は早すぎるより遅すぎるのがいいのに決まっているのに、これではとんでもない頓珍漢である。」

 

「また、どうも直観を大事にしなくなっている。直観というものは直観にはおわらないもので、直観からそのまま実践が出てくることがある。直観から実践へというと、すぐに陽明学のようなものを想定するかもしれないが、ああいうものは中国からきて日本化したのではなく、もともと昔から日本にあったものなのである。」

『春宵十話』岡潔

 

日本民家集落博物館にいると、日本人が忘れたもの、捨てたものを体験することができます。

明治の近代化で国は西洋医学を選択し東洋医学、漢方を捨てました。庶民も同じ。科学万能主義、科学的な医療が絶対なのかといえば、そうではなく、科学のカテゴリーに入らない例外もあるわけです。目で見える物がすべてではありません。

 

 

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