コロナの後遺症に鍼灸は効きますか?という問い合わせが時々あります。
多い症状としては、体の倦怠感が取れない、微熱がというもの。
最近の後遺症では味覚異常は発症後2,3日だけで治る方が多いようですが、体の違和感や微熱が続く方が多いように感じます。
ウチの鍼灸でも2年前よりコロナ後遺症でお悩みの鍼治療をはじめました。
コロナ後遺症に鍼灸が効果があるのかといえば、効果はあります。
どのような仕組みで後遺症が残り、その症状に対してなぜ鍼灸が効くのかは分かりませんが、微熱や倦怠感には効果を感じます。
病院勤務時代はインフルエンザ発症後の鍼治療
10年間、病院の東洋医学・リハビリ科で働いていた時に風邪やインフルエンザを発症後、体の不調を訴えていた方たちに鍼灸を行っていました。
症状はコロナの後遺症とほぼ同じです。
病院の院長が呼吸器を専門としていたこともあり、咳風邪の症状の方は多かったです。
インフルエンザや風邪は治ったけど、何か体の調子がよくならないという方には、鍼灸をすすめていました。
鍼灸をしたことない人がほとんどなので、最初は不安に思う方がほとんでしたが、効果を感じ、これをきっかけに、鍼灸のファンになった方も多かったです。
体力なければ、コロナ後遺症が長引く-
発熱したり咳をしたりしているわけですからね、咳が続けば肩や背中の筋肉、腰への負担はかかります。
また、高熱が1日でも続けば体力も消耗するわけですから、体に不調がでて当然です。
筋肉への負担や体力の消耗も、一人一人違います。
運動する習慣がある人は体力もありますから、鍼灸をすればすぐによくなることが多いのですが、そうでない人なら長引きます。
その他、過労、寝不足、不摂生。その人の背景によって後遺症の大きい小さいに影響を与えます。
そこに既往歴が加わって、症状の個体差がでると思います。
西洋医学は個体差、バックグラウンドを診ませんし
私が行う鍼灸のやり方は、バックグラウンドを計算に入れます。
それによって鍼灸のやり方を変えるため、コロナ後遺症でも何でもそうですが、一人一人同じツボに鍼をするわけではありません。
コロナ後遺症のように医学的には異常がない場合、患者さん一人一人の背景、体の状態を診て治療をする鍼灸の方が効果があるんじゃないでしょうか。
西洋医学を否定しているわけではありません。
実際、交通事故でもそうですが、後遺症のようなものには、東洋医学の方が効果的だと病院勤務時代から考えています。
日頃からのメンテナンスが重要だと思います
私の鍼灸院に定期的に通っておられる方の中にも、今年はコロナに感染した方が多かったですが、後遺症的なものが残っている方にはおりません。
患者さん自身も、私の考えや東洋医学の考えを理解していただいているので、コロナの時はどんな症状があって辛かったなど話してくれます。
その症状に合わせて、鍼をするだけで後遺症は残りません。
鍼灸まだまだマイナーですからね。
後遺症的なものに効果があることを多くの人が知ってくれればいいのですが。
行動の1歩として、youtubeを9年ぶりに再開しました。
どんどん、動画をアップしていきます。
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当院は、東京大学大学医学部付属病院リハビリテーション部鍼灸部門からの推薦を受けている鍼灸院です。
東京大学医学部附属病院リハビリテーション部物理療法(鍼灸)部門
『東洋医学×現代医学』2つの医学の考え方を合わせた鍼灸院です。
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病院勤務10年の鍼灸治療の経験