母校で開催された専門臨床研修会に参加。
毎年、3回ほど行われますが、すべて参加するようにしています。
卒業して、20年以上経ちますが、鍼灸治療も研究が進み、どんどん新しい理論が出てくるのでいつも学ぶことが多いです。
今回の内容は「リカレント教育」でした。
リカレントとは、学び直し教育という意味になります。
学校を卒業してから、もう一度、初心に戻って学び直そうということです。
この機械はお灸の温度を測るものです。
ぼくが学生時代は、もう少しアナログ的なものでしたが今ではデジタルに変わっていました。
お灸の温度は、半米粒の大きさで60度~80度までの温度でなければいけません。
それ以上の温度だと熱くなり、火傷の原因にもなります。
当時は、1分間で20個ほどのお灸を作らなければいけませんでした。確認のためのテストもあり、かなり厳しくチェックされた記憶があります。
ちなみに、今の学生には6個でよいとそうです。
ずいぶんゆるくなったものです。
これがいいか、悪いか分かりませんが・・・
鍼の打ち方を学んだ後は、学校の付属資料室で参加された先生方と鍼を打ち合うということになりました。
少し話がそれますが、鍼灸学生時代、実は鍼灸に対して、「ホンマに効くんかいな!?」と疑念のようなものがありました。
そなことを思う日々の中、この付属鍼灸治療室で実習がありました。
実習は、この写真の左側のブースで行われたのですが、大雨で患者さんが来ず。
何にもするわけにもいかないので、「どこか調子が悪い人いないか、モデルになる人はいないか?」と担当の先生が言い出しました。
そこで、ぼくが手をあげてモデルになりました。
当時、ちょっとメンタルがやられ、目の痛み、ストレス性の蕁麻疹からくる顔面のほてりがありました。
中医学系の先生が、脈、腹、舌を診て診断(中医学の診断法)し、2つのツボに鍼をしたら、あら不思議。蛍光灯の光でも痛かった目のチカチカした感じが一瞬でなくなりました。
そして、顔のほてりも消えました。
「鍼は効く!!!」
自分で実感するのが一番。
それから効果を確信し、その先生が学んでいた中医学を学び始めました。
この先生の授業のプリントは今でも使っています。
今の方が学生時代より理解できます。
写真は26、27年前に授業で使用されていたプリントです。
懐かしい思い出の勉強会でした。
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当院は、東京大学大学医学部付属病院リハビリテーション部鍼灸部門からの推薦を受けている鍼灸院です。
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病院勤務10年の鍼灸治療の経験