氣よし鍼灸院の思うままブログ

大阪吹田市、御堂筋線江坂駅前徒歩2分。痛み・リウマチ、抗癌剤の副作用、突発性難聴、不妊を行う鍼灸院。氣よし鍼灸院のブログ

鍼灸院は使用制限施設対象外

大阪府内の施設の使用制限対象施設一覧が発表されました。

一覧は大阪府のページで見ることができます。

http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku/corona-kinkyuzitai/index.html

 

ちょっと内容で気に入らないのが、「整体院」も医療施設一覧に入っていること。

「整体」は、国家資格を取得しなくても名乗ることもできるし、整体院を開業することができます。本を数時間読んで明日から「整体師」と名乗ることも可能です。何も資格は必要ありません。

 

民間団体が勝手に資格を作っているところもありますが、これは国家資格ではありません。しかし、鍼灸師柔道整復師の資格を持っている人が、「整体院」という看板を掲げている人もいますので、そのような場合も考えて今回の一覧にに入れられたかもしれません。

 

多くの人は「整体」も国家資格と考えている人が多いのではにでしょうか。何年か前に、赤ちゃんへの医学を無視した整体を行い死亡させた人がいました。最初は、関係ないとしらばっくれていましたが、裁判で実刑になりました。

 

今でも、マッサージ師(国家資格)の資格を取得せずに、「ベビーマッサージ」という無資格団体が勝手に作った資格を発行し、赤ちゃんへのマッサージを指導している人もいます。こういうのもいかがなものなんでしぅようか?

 

整体師の話になってしまいましたが、国家資格という認識が世間の理解なんでしょう。

 

休業要請協力金

最大100万円の休業協力金対象が東京都から発表されました。

 

この中に、ネイルサロンやエステがこれに入っています。鍼灸院はこれに入っていないため、支援なしに頑張らなければいけません。

 

介護施設に入っている訪問鍼灸マッサージ院なんか、施設に入ることができないところがほとんどなため、支援がなかれば経営がかなりきつくなるのでは。廃業も増えそうです。

 

当院は開けております

当院は、通常営業しております。換気は1日に6回行い、ベット、枕等すべて消毒しております。

今、ご予約を入れられている方で、キャンセルしたいという方はご遠慮なくどうぞ。治療の強制はまったく行っておりませんので、落ち着いたらまた連絡してください。

 

こういう時期でも新規の方が来られたりします。こういう時だから体調がよくない方もおられるかもしれませんね。

 

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氣よし鍼灸

  

JR新大阪駅から大阪メトロで2駅

痛みの疾患・リウマチ・ 抗癌剤の副作用、突発性難聴不妊が得意な鍼灸

氣よし鍼灸

大阪府吹田市豊津町1-14サンマンション江坂407

電話 06-6170-9671

■ ホームページ
痛みとリウマチ専門サイト
http://www.kiyoshi-hari9.com/

総合サイト
http://www.kiyoshi-itami.com/

 

鍼灸院の経営のお話

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近所の桜です。毎年ここの桜を見るのが楽しみですが、今年はなんだかしんみりした感じです。

 

 

緊急事態宣言がいよいよ発動されるとのこと。

大阪も対象にあたる7都府県に入っています。今晩、安倍首相が会見するようです。

 

会見が終われば、「スーパーは閉まらない」「食料の供給はストップしない」と言っても多くの人が買い出しに押し寄せそうです。

 

「あるから安心して」といくらいってもトイレットペーパーを買い占める人たちがいるように不安になる人はいるものです。

 

この数日間は、スーパーに行かない方がいいと思います。海外がそうだったように多くの人が来た結果、感染してしまうということもありますから。

 

私の院に来られていた人たちには、3週間前から少しづつ食材を買っておいたほうがいいとアドバイスしていました。しかし、「食料品はなくならないといっていましたよ」という意見をいただくことが多かったのですが、そういうことではなく、感染リスクを減らす目的でお話したのですが上手く伝わっていなかったようです。

 

さて、今日、明日はどうなるやら。

 

生き残れるのか?経営のお話

 

僕の鍼灸院も2月の半ばぐらいから、来院者は減り続け、3月に入り、大きくダウンです。緊急性がない方、つまり症状が落ち着いている方のキャンセルが続きました。

 

これは仕方がありませんが、厳しい。

 

コロナがいつ収まるのか?そんなのは誰も分かりません。「5月も厳しいのとちゃうの!?」というのが僕の見解。

 

国は、援助するといっているが、こんな条件、誰が受けることできるのでしょうか?中小零細企業、個人経営者、飲食以外にもこれから厳しくなるところは多い。

 

鍼灸院、治療院業界も、この状態がGWがあけても続けば、資金がショートして閉院が増えていくことは確実。

 

経営者なら分かると思いますが、院を維持するには、家賃以外にも色々と運営資金がかかります。特にスタッフがいればなおさらです。

 

「アベが~!!」「国が~!!」「マスクが~!」といくら叫んでも、何も変わりません。特に経営者は誰も助けてくれません。自分でなんとかしなければ、どうしょうもない。

 

こうなった以上、今後の事態を想定して準備するのみ。公庫、社協、借りれるところを調べ、検討。色々調べてみると、けっこう国も頑張っているなーというのが感想です。

 

3年間、利子なし、利息が3年で数万円(借りる額にもよります)・・・

 

もちろん、借りたものは返さないといけないので、これは借金です。

 

これから淡々とやるべきことをするのみ。どうしても上手くいかないようだったら、その時は院を閉めて、1からまたやり直せばいい。

 

独立時のように往診をやり、また土日の休みなく働くだけ。

生きていればいくらでも復活はできます。

 

 鍼灸は医療国家資格です。

 

開業時には保健所にも届けないといけません。よく、「整体やリフレ関係」と一緒にされる人もいますが、「整体・リフレ、クイック系」は医療類似行為であり、「鍼灸、柔整(整骨院)」は医療行為になります。

 

先ほど、緊急事態宣言が発令されましたが、国の発令では利用制限の対象外になります。(厚生労働省に確認済みです)

 

 

やってもいいし、やめてもいい。そういう解釈です。

 

今日も来院して頂いた方からは、「開けていてくれて助かりました」という声を何人からか頂きました。

 

新規も昨日は1人、今週の金曜日に1人来られます。

ありがたいですね。

 

「行きたいけど、コロナが怖い・・・」という方は、落ち着いたらまた連絡してください。

 

氣よし鍼灸院は通常どうり開けておりますので、ご用の方がどうぞおこしください。

 

 

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換気、消毒は徹底しております。

 

 

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鍼灸もアウフヘーベンと編集しないと

最近、コロナの影響もあり遠方からお越しの方からのキャンセルがあります。

 

うちの鍼灸院は、近所の人というよりもアチコチから電車で片道1時間かけてお越しの方が多い。

 

定期的に来て頂いている方で一番遠方は愛媛県。もう10年間、鍼治療を受けていただいております。

 

その他、名古屋、和歌山、徳島の方も3年間、通院していただいております。

 

私の鍼灸院は、なぜか滋賀県から来て頂いている方が多いのですが、1人を除きすべてキャンセル。1人だけ来て頂いている方は、娘さんが大阪のダンス教室でレッスンを学ばれているので、大阪に行くことに抵抗がないようです。

 

時期が時期なので、キャンセルは仕方がないです。時間もできたので、こういう時だからこそ治療の勉強と読書。

 

空手バカ一代のような鍼灸

 

何を読もうかと本棚をジロジロみていると、「お!」これは懐かしい。

代田先生の本。

 

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右側の「鍼灸眞髄」という本は、学生の時に購入したもの。

当時、かなりのめり込み何回も読みました。

 

この本は、自分の中では、梶原一騎先生の「空手バカ一代」のように考えています。

こういうことを言うと怒られると思いますが、正拳突きで牛を一撃をするかのように、どのような病でも「鍼灸の一撃」で治してしまう内容が書かれています。

 

この本の第一版は昭和16年になります。

その後、三版まで出しましたが太平洋戦争で資材不足で出版はなくなり、昭和30年に再版されたものです。

 

代田文誌先生が、沢田健先生の鍼灸院に見学に行き、学んだことが書かれています。

どんな難病でも治してしまうので、読んでいて痛快です。

 

鍼灸師は学生の頃、読みハマった人は多いはず。

 

しかし、今でも使えるのかと言えば、少し疑問があります。

内容が古いのです。80年前のことをそのまま医療で使うってどうなんでしょうか?

 

ここに書かれているやり方を臨床に取り入れている先生もいるかと思いますが、内容が具体的ではない部分もあるため、妄信してしまうことは危険だと思います。

 

代田文誌先生の息子さんである医師の代田文彦先生は、「鍼灸師はまだ、オヤジの昔の本をまだ、ありがたがって読んでいるのか?」と驚いていたという話を聞きました。

(代田文彦先生は医師でもありますが、鍼灸治療も行います)

 

鍼灸も医学ですからね、研究データーもたくさん出てきてますし、進歩もしています。

何も昔のやり方に、こだわる必要はないと思います。

 

ただし、誤解のないように。

東洋医学的な考え方は、変わりませんし、必要だと考えております。

昔より研究の結果、効果的なやり方があればそれを積極的使うことが必要だといっているだけだけですよ。

 

哲学者、田辺元博士への往診の話

 

写真の左側の本は、昭和48年に出版された代田文誌先生の「針灸臨床録」になります。

 

この本は、創元社から出版された本ですが、以前、私の鍼灸院に通院されていた方で元、創元社の編集者の方がおられたのですが、東洋医学系の担当の編集者さんがいてその方がすべて編集していたと聞きました。

 

亡くなってから、誰も編集できなくなったとのこと。

 

たしかに、この本、すごく綺麗にまとめられていますので、東洋医学全般に精通していなければ、こういう本はなかなか作れないと思います。

 

この本に書かれていることは、再現性もあり医学的根拠に基づいて書かれているように思います。

 

この本に、京都学派の哲学者の田辺元へ往診をしていた話が載っていました。

これは驚きました。哲学者に針灸治療、しかもあの田辺元にです。

 

田辺元については詳しくここでは書きませんが、すごく面白いことが書かれていましたので抜粋します。

 

 

 

「先生は鍼灸など全くお信じにならないでも結構でございます。先生はお信じにならなくても、先生の体の方は信じてくれると思いますから」

先生の主観においては鍼灸などは無効であると信じていても、先生の客観的な身体は、鍼灸の刺激によって、それに相当する反応を起こしてくることは、誤りない事実だからである。

「私のやったことは、針という東洋医学的技術を用いましたが、原理は西洋医学に拠っているのです。つまり、東洋医術と西洋医学とを弁証法的に止揚発展させたものです。」

『針灸臨床録』代田文誌 著 創元社 P564

 

 当初、まったく鍼灸の効果を信じていなかった田辺元は、効果に驚きました。

そこで代田先生がいった言葉が、

 

 「先生の客観的な身体は、鍼灸の刺激によって、それに相当する反応を起こしてくることは、誤りない事実だからである」

 

哲学者には、一本取られたと思います。

 

次に心に響いた部分は、

「私のやったことは、針という東洋医学的技術を用いましたが、原理は西洋医学に拠っているのです。つまり、東洋医術と西洋医学とを弁証法的に止揚発展させたものです。」

 

 「止揚発展」つまり、アウフヘーベン弁証法です。

ものごとが発展する場合、一度それを否定することで、また一段上に上がるということです。

 

例えば、文の文化である「手紙」が一度、消えたように見えましたが形を変えて、メールというものがでてきました。

「市場」も一度、消えたかのようにみえましたが、一段発展して「楽天」という形でネット市場ができあがりました。

 

東洋医学も同じです。

東洋医術と西洋医学とを弁証法的に止揚発展させることで、21世紀の東洋医学になるということです。(代田先生の時代は20世紀でしたが)

 

鍼灸も、より効果的な治療を取り入れるべきだと思いますよ。

 

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換気しながら、今後の日本の流れを考えてみた

いつもは1日2回の院内換気を3回に増やしました。

玄関から全部屋の窓を全開で換気。
 
写真は昼休みの空気の入れ替え。
15分ほどすれば完了です。
 

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innai

 

やはり、オリンピックが中止のタイミングで、外出制限を東京ははじめました。

このタイミングでと、怒っている人もいますが、別に小池都知事も安倍首相は悪くないと思います。

 

そりゃね、IOCの手前、言えないでしょう。IOCはオリンピック開催する気だったんだし。日本に開催中止の権限なんかないわけですから。

 

ラソンの開催場所を勝手に北海道に決めたり、日本が得意な競技は勝手にルール変えてくる人たちですよ。

 

彼らも責任取りたくありませんからね、WHOがとか日本がとか責任をなすりつけてきます。都合が悪いものは、日本に選択をまかせてくる。マラソンのようにとっとと決めればいいのに。

 

オリンピックなんかは、白人が実権を握っているものです。

オリンピックの組織委員会の人たちは、コロナに黄渦論の復活を感じて、ビビってしまったのではないでしょうかね。

 

 

東京もロックダウンしたいが、言えないでしょう。

やれば、会社や店を休んでいる保証をしなければいけませんから。イギリスは最大、日本円にして30万円保証するそうです。さすがですね。

 

しかし、日本はね、高齢化、社会保障問題でそんな余裕ありません。

「ロックダウン」を言えば、国は責任とらないといけません。だから、「要請」「協力」などという発言になるわけです。

 

何かあれば、「要請はしました」これで済みます。

 

この国の未来はどうなるんでしょうね。

 

 

病院はコロナ患者を受け入れてくれるのか?

 

今日、ある地域の看護師とレントゲン技師に話を聞いてみました。

そこはコロナを受け入れる病院が2つしかないそうです。大きな市ですが、肺炎患者を収容は無理なことです。

 

レントゲン技師がいうには、コビット(コロナのこと)疑いあればCT,レントゲンを防護服着て撮影し終われば完全消毒でかなり大変とのこと。

 

 

こんな日本の医療の現状を考えると、コロナで肺炎になったすべての重症患者を受け入れることができるのか疑問です。

 

中核病院はパンクする可能性が高いです。 ほとんどの病院は赤字経営の病院が多いのが現状です。そのため多くの病院は保険点数が高いガンなどに専門化しています。

 

 そういう現状で受け入れることはできないのではないでしょう。

 

 

世界で高齢化2位のイタリア、そして1位の日本。

ロックダウンせず、イタリヤよりも高齢者の死亡を下げることができれば奇跡です。

世界から驚きの目で見られます。

 

来週の動きで今後の日本の方向が決まりますね。

 

 

 

最近のコロナ騒ぎで思うこと。

大学で教員の仕事をしている患者さんと治療中、世間話。

話題は今回のコロナ騒動にによるトイレットペーパーの買い占めの話に。

 

結局、リテラシー能力の欠如なんだろうなのでしょうね、という話の流れになりました。

 

 

 普通に考えれば、マスクとトイレットペーパーの材質なんか違うわけだし、ちょっと調べれば、ほとんどが国産ということも分かります。

販売している業界も「在庫は十分ある、デマです」と言っているのに、それでも買い占めをやめないんですね。

 

ネットニュースでトイレットペーパーが売り切れ、とういう記事を見ていたので、知ってはいましたが、「こんなん信じるアホおらんやろ」と思っていたら・・・

 

土曜の昼休みにご飯でも食べようと外にでてみたら、トイレットペーパーを持った人ばかり。男性、女性、老人、若者、子供、みんな手にトイレットペーパーを持っていました。

 

異常な光景です。

 

今から46年前、昭和の時代と同じデマを信じている人っているんですね。

 

「これの情報は本当なのか?」と、考えればすぐに分かることなにのに、何も考えられない人までもスマホを持っているものだから、間違った情報が拡散されました。

 

ぼくはスマホを、「カラシニコフ」のようなものだと、家族にはいつも言っている。

 

情報を伝えたらアカン人まで何でも伝えることができるツール、銃と同じなんですね。

カラシニコフを知らない人は、歴史を調べてください)

 

誰でも扱える銃だから、バンバン被害を大きくさせることができます。

アフリカの少年と同じように子供でも世界に情報を伝えることができます。

 

 

コロナについても、ちゃんと自分で調べた人はどのくらいいるのでしょうか。

 

厚生労働省のサイトを見たほうがいいと話すと、なかには「信じない」という方もいます。たぶん、ダイプリ号での某大臣のツイートが関係していると思いますが、別にすべての厚生労働省の職員のすべてがダメだということもないのに。

 

基本的に厚生労働省の人たちは、優秀だと思います。

 

また、ダイプリ号に乗った神戸大学の某先生の本を読んだ人はどのくらいいるのでしょうか!?怖がっているなら読むべきですよ。コロナに限らず、インフルなどの感染症への正しい情報を得ることができます。

 

感染症に詳しい医者は少ないのに、なぜかテレビでは感染症の専門ではない呼吸器専門の医者が知った顔で話している。 なんかおかしくないか?と、思うのはぼくだけでしょうか。

 

人がバタバタ倒れる殺人ウイルスではないことも分かってきたのに。

 

検査してくれと叫ぶ人もなんなんだろうか!?病院に行っても、検査もなく治療もないのに。いったい、何を望んでいるのか?

 

「少しおかしければ家でじっとしていればよい」と、ある専門家もいっていたが、まったく同じ意見。

 

症状が悪化している人は、ほどんど高齢者、また疾患ある人でも元気な人なら問題なし。自覚症状が出ていない人がほどんど。

 

 

日本が沈静化しても海外で収まらなかったらオリンピックどころではなくなり、開催できなくなると日本経済はどうなんるんだろうか。

 

数年前からオリンピックの後が困難な時代になると言われていたので、少し早まることになるけど、しっかり考える力、リテラシー力が必要な時代になるのは間違いない。

 

ある経営コンサルタントが話していましたが、今回のコロナ騒ぎは予行練習と言っていたけど、世の中がどうなるか分かったような気がします。

 

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なんでも薬を使わずに難病が治せる人がいました

 

 もう14年前になるのでしょうか。病院に勤務し、東洋医学科の主任をしていた時でした。色々と考えるところがあり、病院を辞めて独立を考え出しました。

家族もいたましたので、無収入でいきなり独立も危険だと考えていましたので、独立準備をはじめました。

独立前にホームページを作成しブログもスタートさせ、病院が休みの日には介護事業所に営業に行き、往診希望の患者を紹介してもらっていました。

業界で評判を聞いた鍼灸院には、治療の見学をお願いし、色々とアドバイスを頂いたりしていました。

そんな時、たまたまネットで見つけたのが、「東洋医学代替医療を使って、どんな難病を治せる」と謳っていたA先生のブログでした。

A先生が書いていたブログには、リウマチからパーキンソン病脳梗塞まで薬を使わずに治せるますと、書かれていました。当時、そのブログを読み、すごい先生がいるもんだと感心しました。このブログのすごい所は、とにかく「治ります!」と、言い切っていたところです。

薬を否定し東洋医学鍼灸代替医療、食事療法を使えば、病気が治ると書かれていました。

当時のぼくは、鍼灸院で開業するには「難病」というキーワードでアピールするしかないと考えていたことと、病院勤務で西洋医学の現状、何にも努力をせず薬に頼ってばかりの患者に嫌気がさしていたましたので、A先生のブログにのめり込んでいきました。

このブログ、今から思えば、書かれていた内容のほとんどは一般に売られている民間療法系の本からの引用でした。一般書、つまり素人が読む本からの抜粋なですの、内容も非常に分かりやすく書かれていました。

A先生が臨床経験や研究から考えた結果ではありませんでした。

「薬を使わなくても病は治る」と書かれていれば、困っている人であれば藁にもすがる気持ちで飛びつくものです。日本中で開催されるセミナーには、安くない料金にもかかわらず、多くの人たちが参加されていました。

僕自身もこのセミナーに参加してから、A先生と仲良くなりました。


A先生と知り合ってから1年後、今の鍼灸院を開業しました。
そんなある日、A先生の鍼灸院に通院されていたという方が何人か、ぼくの鍼灸院の治療を希望されて来られたことがありました。

「A先生は治療しませんよ、お父様がされているだけです」
「治療はしてくれませんでした、経営のほうを担当していると言っていました」

ああ、やはり、その時思いました。

思えば、心当たりがありましたので。


いつも私の治療予約はいっぱいで予約が取れない、新規予約は2,3年待ち、こういうことをいつも言っていましたが、ただ治療をやっていないだけだったのです。

A先生から患者さんを紹介していただいたことがありました。
「A先生に薬を使わずに治ると言われました」

こういう方たちを何人か紹介していただきましたが、みなさん、リウマチやパーキンソン病が重度な方たちで、とても薬なしで治るとは思えない状態です。

「薬が必要です」と言いますと、「A先生は薬なしでも治ると言っていました」と言われました。

これでは、ぼくが治せない鍼灸師です。

口でいうのはかんたんなことです。
専門書ではない一般書に書かれているように、かんたにはなかなか治らないものです。


今は、A先生との交流はなくなりましたが、今でもA先生は代替医療で治せる系のセミナーを行っています。

ユートピアばかり見せるという現実的ではない話には、気をつけたほうがいいです。
 

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リウマチ鍼灸セミナー
 
 
 
 
 

東洋医学は癌に効果あるのか?癌への鍼治療、抗癌剤の副作用の鍼治療

独立する前は、10年間ほど医療法人系の病院の東洋医学・リハビリ科で鍼灸治療を行っていました。そこの部門の主任にもなり、自由に鍼灸治療ができた環境でした。

 

そこでは、世間の人が鍼灸治療といえばイメージしやすい肩こり頭痛、腰痛、膝痛への治療を行っていましたが、それ以外にも突発性難聴や顔面神経麻痺、更年期障害うつ病パニック障害といった一般的に鍼灸治療ではイメージしにくい疾患への東洋医学的アプローチも行っておりました。

 

主任という立場を利用して、ぼくが1人で企画、編集をした患者さん用の病院新聞も作っていました。

 

下の写真は、ちょうど今から14年前に、ぼくが作ったインフルエンザについて書いた病院の新聞記事に貼り付けたものです。

 

看護師さんに頼んで写真を撮影してもらい、インフルエンザワクチンを接種した体験を書きました。痛いイメージを持ってもらってはいけないので、無理して笑っています。

 

実は、このワクチン接種の2週間後、インフルエンザにかかってしまいました・・・

40度の発熱でダウン。

 

2日間休んだ後、でてきて欲しいといわれたので、休憩中に点滴をしながら仕事をしました。職場は病院なので、僕がいなくても冬はインフルエンザウイルスでいっぱいです。だから、別に関係ないのです。

 

今なら問題かもしれませんが。

 

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そんな勤務時代、自分の人生観が大きく変わるけっかけになったのが末期癌の方への鍼灸治療でした。


みなさん余命3か月、ステージ4です。肝臓癌、肺癌、乳癌などなど。


30代で余命3ヶ月と宣告された女性、肝臓癌で痛みで苦しむ方、間近に迫る死の恐怖でパニックで泣いている方たちに出会いました。

 

特に思い出に残る方は、60代の男性で肝臓癌の方です。

ご家族からの依頼で亡くなるまでの間、少しでも痛みを取って欲しいということでした。

 

 

余命が少ないということを知れば暴れるという理由から、本人には末期の癌だと知らされていませんでした。

 

「鍼治療中に死んでも裁判しませんからお願いします」

 

こう言われたら仕方がありません。院長もOKを出したので、私が担当になり鍼治療を行うことになりました。

 

気性が荒い方でしたので、ご家族から「口が悪く変なことをいうと思いますが、すみません、耐えてください」ともいわれました。

 

実際、想像以上に口が悪く、通院していた病院医者には「お前はヤブ医者や!」ということもあり、プライドが高い医者がキレて担当が変わったこともありました。

 

ぼくは、「ヤブ鍼医者!」といわれました。

でも、あまり気にならない性格なので、「そうですか~」と聞き流していたのが逆に気に入られたようで、だいたい後で「すまんな~」と向こうから謝られます。

 

「しんどい気持ちわかりますから」と、

いつもこんなやりとりでした。

 

最後の方になると、胸にあるリンパに転移していたため、どうしょうもできない状態になってしまいました。「おまえ、手抜きしたやろ!」

その顔は医学用語でいう、ヒポクラテス顔貌『ヒポクラテス顔貌』でした。

 

つまり、死、あるいは長期の病気、過度の排出(嘔吐、下痢、排尿など)、過度の飢餓によって生じた顔貌の変化のことです。ヒポクラテス死相ともいいます。

 

この顔貌になれば、もう長くありません。

 

 

本人は癌だと知りませんでした。そのため、今まで鍼をすればよくなったのに効き目が落ちてきたことが、ぼくが治療をしっかりしなかったと思ったようです。

 

 

 

そんなやりとりを続けながら、余命3ヶ月でしたが、結局は1年6ヶ月間、普通に生活することができました。

亡くなる3日前まで自転車に乗って鍼治療を受けに来てくれました。

 「お前はまだまだこれからやから、これで本を買ってしっかり勉強しろ」と言って、1万円を頂きました。

 

亡くなる当日は、いつもと変わりなく昼食を食べた後、様態が急変してそのまま旅立たれました。

 

この経験の後、末期癌患者を任せられるようになり、死が間近に迫った人たちに鍼治療を行うことが増えました。

 

 

 

「鍼治療で癌が治りますか?」という問い合わせがありますが、鍼治療で癌を治すことはできません。希に、末期癌の人がよくなったケースもありましたが、鍼の効果かどうかわかりません。

 

鍼治療で癌は治せませんが、痛みを和らげたり抗癌剤の副作用を抑えることは可能です。

 

今は、私の鍼灸院で行っている抗がん剤の副作用による手足のしびれへの鍼治療です。

乳癌で使用するパクリタキセル、タキソール系の薬を使用すると副作用で末梢神経障害が起こります。

 

症状は、しびれが朝昼関係なく続き、砂利の上を裸足で歩くような感じがでてきます。

これは最近、大学病院も行われています。

 

効果あるのですが、まだまだ世間では知られていません。

興味がある方はこちらをご覧ください。

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抗癌剤の副作用による手足のしびれへの鍼治療は、今、とあるところが研究したくさんのデーターを集めています。今後、メジャーになると思います。

 

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