氣よし鍼灸院の思うままブログ

大阪吹田市、御堂筋線江坂駅前徒歩2分。痛み・リウマチ、抗癌剤の副作用、突発性難聴、不妊を行う鍼灸院。氣よし鍼灸院のブログ

抗がん剤の副作用のしびれへの鍼灸

医者に言われました。

「鍼治療は続けななさい」

 

この方は当院の癌の患者さん。

病院ではやることがないということで、

自宅療養をされています。

 

もうやることはないと、説明されるというのは、精神的にもかなりキツい話です。

 

鍼灸院に来られたには、足背部と足底部のしびれがとても強い、

特に左足は浮腫もあり感覚がない、何とかできませんか?ということでした。

 

抗がん剤の副作用による、足のしびれる末梢神経障害という症状があります。

裸足でジャリの上を歩いているような痛みが続いたり、足の感覚がなくなったりします。

医者に訴えてもビタミン剤しか処方されず、効果的な薬はありません。

この症状、鍼が非常に効果があります。一般的に知られていないのが悔しくなるほど効きます。

ぼくの鍼灸院では、末梢神経障害、抗がん剤の副作用への鍼を行っています。

ホームページにも書いているので、それを読んで来ていただけました。

 

4回の鍼治療で右足のしびれは改善。感覚も戻ってきたとのこと。

こんなに効果があるのなら浮腫が強い左足にも鍼をして欲しいというので、念のために主治医に鍼をしてもよいか確認してもらいました。

抗生物質を服用しながらであればOKとのこと。

 

抗生物質いるか?鍼の深さは2ミリほどなんだけどな。

そんなこと言い出せば、傷口程度のものでもアウト思うんだけど。

 

疑問を感じたため、大学病院で鍼灸をされておられた先生に確認しました。

答えは問題なし。

やはり、数ミリに刺入でどうこうなるなら、普通の生活できないはずとのこと。

 

主治医もOKなので、浮腫の足にも鍼治療をすると、こちらも軽減。

足の指を動かすことができるようになえいました。

 

この方は現代医学からはお手上げですと言われました。

そういう訳で何もすることがないため、漢方や丸山ワクチン鍼灸をされています。

 

鍼灸は続けなさい」と言われたのは、漢方で受診されていう医師です。

この先生は、癌でも治った人はいる、と話されいているそうです。

 

何が理由が分かりませんが、癌が治ったという人はいます。

ぼくも知っています。

 

ホスピスに入ってなぜだか急に癌がよくなった方。

大腸癌2回、余命宣告されるもよくなり、多数の会社を経営されている方。

このような方は普通にいます。

 

まずは、できること、可能性があることは、非常識に高額なものでなければ取り入れていくことも必要だと思います。

 

当院の患者さんも徐々によくなっています。

 

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当院は、東京大学大学医学部付属病院リハビリテーション鍼灸部門からの推薦を受けている鍼灸院です。

東京大学医学部附属病院リハビリテーション部物理療法(鍼灸)部門

 

東洋医学×現代医学』2つの医学の考え方を合わせた鍼灸院です。

鍼灸経験20年以上の実績

病院勤務10年の鍼灸治療の経験

 

 

鍼が効くと思うようになったきっかけ

鍼灸学生時代、「鍼はホンマに効くんかいな」と考えていました。

見習いをしていた鍼灸整骨院で行っているのは、患者が訴える部分に鍼を打つだけ。 鍼の後はモミモミマッサージ。

鍼はオマケのようなもので、多くの人はマッサージを受けに来られていました。

鍼灸整骨院なんか、保険の使える健康ランド、格安マッサージ屋としか思えませんでした。

ただ、痛みや不調を感じる部分にだけ鍼をする。東洋思想、経絡なんか関係なし。肩のここがこっていると患者が言えば、そこに鍼をして、腰のここと言えば、そこに鍼をする。

こういう鍼のやり方は、学生の間では「痛いとこ鍼」と呼び、バカにしていました。

言われるまま鍼をする、「それって医療なん?ただの慰安やんか?」そういうものを求めて来られる人たちにも、嫌悪感も持っていました。

自分が考えていた鍼灸医学ではないため、業界に失望し、見習い先の先生に失望し、
勉強には身が入らず、教員も信じられず、そんな毎日を過ごしていました。

 

ある日、学校にある付属治療室での実習がありました。その日は大雨で、患者はまったく来ません。

患者がいなければ、何もできない。ただボーと時間が経つのを待っていると、担当の先生が、「誰か調子が悪い人いませんか?モデルにならないか?」というので、体調が悪かったので、実技モデルになった。

ストレスで顔がほてり、熱くて熱くて仕方がない状態、同時に顔にかゆみもあり、目もチカチカして蛍光灯の光がつかれるという状態でした。

東洋医学の診察、舌、脈、腹部を診て、問診。

 

合谷、太衝というツボに鍼。後は、脾経に圧痛ある部位に単鍼。

これ以外のツボにも鍼をしたかもしれませんが、これだけで、目のチカチカ感が一気に取れ、顔のほてりがスッキリ。当時、「何これ!」と驚いたのをすごく覚えています。

あとで、色々質問すると中医学のやり方ということが分かりました。確か、「肝陽上亢」という証(病名のようなもの)だったと記憶しています。


これをきっかけに、「鍼は効く!」  という気持ちに一気に変わりました。痛いところ、症状がある部位に鍼をしなくても効果があるという、本当の鍼灸医療に出会った時でした。

痛いところに鍼を刺せば効果があると考える人も多いと思いますが、それは局所治療になり、本来の意味で言えば東洋医学鍼灸ではありません。

東洋医学は全身調節です。

この時、鍼を受けていなければ、鍼に対し不信感を持ち続け、別の道に進んでいたかもしれません。

この体験をから、一気に東洋医学中医学にのめり込むことになりました。

 

 

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鍼灸経験20年以上の実績

病院勤務10年の鍼灸治療の経験

 

卒後臨床研修会に参加、鍼灸の学びなおし、リカレント教育

母校で開催された専門臨床研修会に参加。

毎年、3回ほど行われますが、すべて参加するようにしています。

 

 

卒業して、20年以上経ちますが、鍼灸治療も研究が進み、どんどん新しい理論が出てくるのでいつも学ぶことが多いです。

 

今回の内容は「リカレント教育」でした。

リカレントとは、学び直し教育という意味になります。

学校を卒業してから、もう一度、初心に戻って学び直そうということです。

 

 

この機械はお灸の温度を測るものです。

ぼくが学生時代は、もう少しアナログ的なものでしたが今ではデジタルに変わっていました。

 

お灸の温度は、半米粒の大きさで60度~80度までの温度でなければいけません。

それ以上の温度だと熱くなり、火傷の原因にもなります。

 

当時は、1分間で20個ほどのお灸を作らなければいけませんでした。確認のためのテストもあり、かなり厳しくチェックされた記憶があります。

ちなみに、今の学生には6個でよいとそうです。

ずいぶんゆるくなったものです。

これがいいか、悪いか分かりませんが・・・

 

鍼の打ち方を学んだ後は、学校の付属資料室で参加された先生方と鍼を打ち合うということになりました。

 

 

少し話がそれますが、鍼灸学生時代、実は鍼灸に対して、「ホンマに効くんかいな!?」と疑念のようなものがありました。

そなことを思う日々の中、この付属鍼灸治療室で実習がありました。

実習は、この写真の左側のブースで行われたのですが、大雨で患者さんが来ず。

何にもするわけにもいかないので、「どこか調子が悪い人いないか、モデルになる人はいないか?」と担当の先生が言い出しました。

そこで、ぼくが手をあげてモデルになりました。

 

当時、ちょっとメンタルがやられ、目の痛み、ストレス性の蕁麻疹からくる顔面のほてりがありました。

中医学系の先生が、脈、腹、舌を診て診断(中医学の診断法)し、2つのツボに鍼をしたら、あら不思議。蛍光灯の光でも痛かった目のチカチカした感じが一瞬でなくなりました。

そして、顔のほてりも消えました。

 

「鍼は効く!!!」

 

自分で実感するのが一番。

それから効果を確信し、その先生が学んでいた中医学を学び始めました。

 

この先生の授業のプリントは今でも使っています。

今の方が学生時代より理解できます。

 

 

写真は26、27年前に授業で使用されていたプリントです。

 

懐かしい思い出の勉強会でした。

 

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鍼灸経験20年以上の実績

病院勤務10年の鍼灸治療の経験

 

漢方は中国医学ではありません。

「中国の鍼灸と日本の鍼灸は同じだと思っていました」と、来院中の方が驚かれていました。ついでに言うと、漢方も中国とは治療の考え方も内容も違います。

おそらく、多くの方は中国の鍼灸と日本の鍼灸は同じ考えていると思いますが、別ものです。どのぐらい違うかといえば、中国のラーメンと日本のラーメンぐらい違います。

 漢方医学とは、古代中国で発達した医学が日本に伝えられ、日本の風土のなかで発展した医学の総称になります。  元々あった古代中国医学を編集して作られたものです。

今ではコロナで観光客も減りましたが、中国人の観光客がドラッグストアで葛根湯や麻黄湯を大量に購入しているのも見かけてことがあります。

葛根湯を風邪によく使用するようになったのは、漢方の考えで中医学にはありません。
中国にはなく、日本医学(漢方)になるため、中国の観光客が買っていくんでしょうね。


● なんで漢方というの?

 

漢方とは、オランダ医学を蘭方 (らんぽう) とよんだのに対して使われた用語です。

東洋医学というのは、インド医学、中国医学など東洋の医学を日本では広くさして使われていました。

今日では漢方医学を意味して使われる場合が多い。なお、インド医学をアーユルベーダ医学、スシュルタ医学とよび、中国医学中医学などとよんで、東洋医学漢方医学(日本医学)との混用を避けています。

日本人は原型を日本風にアレンジするのが得意です。中国文化と日本文化を組み合わせたものを「和漢折衷」といいます。日本の漢方や鍼灸はこれになります。

日本人は編集を行います。中国から来た漢字も編集し、日本にもともとあった言葉を当てはめて、音読み、訓読みと使い分けて使用しています。

音楽も同じです。
日本のラップは黒人のマネですね。そこに何かがそこに入り日本ラップができました。
一連の流れがあるわけです。

日本の医療も考えてみると、中国から仏教と一緒に伝わった医学に何かか加わり変化したものが、日本鍼灸であり、漢方です。

中国から伝わった医学に、日本独自な何が加わったのでしょうか?
  
中国鍼より日本の鍼は細いし、中国の鍼は鍼を持ってそのまま体に刺しますが、日本の鍼には、鍼管に入れて鍼を刺入するため、体に鍼が入る時に痛みはほとんどありません。

繊細さ、細かさなどでしょうか。こういうルーツを考えるのも面白いです。

 

 

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鍼灸の保険治療を行わない理由

「保険は使えますか?」というの問い合わせがたまにあります。

鍼灸治療は保険が使えますが、医者の同意書が必要になります。また、保険適応となる疾患も決められています。

 

以下、保険適応の疾患。

① 神経痛
② リウマチ
③ 頚腕症候群
④ 五十肩
⑤ 腰痛症
⑥ 頚椎捻挫後遺症
① その他、慢性的な痛みのある疾患

 

リウマチも入っていますが、実際はリウマチで鍼灸での保険治療を使うと、西洋医学のリウマチ治療、薬の使用ができなくなってしまいます。1つの病名で同じ病気の保険治療ができません。つまり、東洋医学か西洋医学を選べということです。


鍼灸の保険治療でよくある質問として、「鍼灸整骨院では、医者の同意書がなくても鍼灸治療ができましたよ」というものがありますが、これ違法です。

鍼灸で保険治療を行う場合、必ず医者の同意書が必要です。同意書なしに、鍼灸の保険治療をおこなっている鍼灸整骨院は不正行為をしていることになります。

骨盤を整える行為も保険は使えません。もし保険を使って骨盤矯正を受けていれば、これも不正です。  整骨院で保険が使用できる疾患は、打撲、骨折、捻挫、脱臼などの外傷です。つまり外傷、怪我です。何でもかんでも保険で治療はできません。


さて、当院では鍼灸治療の保険治療は一切、行っておりません。理由は、10分~15分の治療では限界があるからです。また、保険治療を希望されても医者が同意書を書いてくれません。10人に頼んで、1~2人の医者しか書いてくれないのではないでしょうか。
(以前、勤務していた医師も話していました)

 

私が保険治療を行わない理由としては、整骨院や病院に勤務していた時、保険治療が安いので、何も努力しない方が多かったことになります。ちなみに、これは私の主観ですので。

10年前、訪問鍼灸・リハビリを以前していた時は、保険治療を使っていましたが、努力しない方が多く、中には訪問のマッサージ屋と思っている方もいました。こちらはリラクゼーション屋じゃありませんし、医療行為を行っていると自負いますので、もう保険の取り扱いはやめようと思い、現在に至ります。


20代の時に働いていた鍼灸整骨院では、ほとんどの方がマッサージを希望されて来院されていました。(ほんとうは、整骨院はマッサージをするところではないです)あちこち揉んだところで症状はよくなりません。気持はいかもしれませんが。

病院勤務時代も、退職する数年前から、マッサージ的なことを行うことが中心になりました。鍼灸が徐々にできなくなったため、辞めることにしました。病院の院長が患者さんが喜ぶと思ったようですが、リウマチや脊柱管狭窄症、うつ病の方にマッサージをしてもよくなることはありません。  

また、マッサージの時間が長い、短いなど文句を言い出す方やリラクゼーションを目的とした患者さんが増えだしたので、嫌になりました。

こちらは、モミ屋ではありません。鍼灸師、治療家ですから、そういう方たちのために、時間とお金をかけて努力してきたわけではありません。


症状をよく診て、本当によくしょうと思えば、治療時間はある程度必要です。10分、15分の保険治療では限界があります。

また、患者さん自身の努力も必要です。保険治療では、安い金額なので、どうしても努力をしてくれない方も増えてきます。

受け身ではよくなりません。治すのは自分自身の力です。

 

 

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薬は毒でもり、よくするものでもあり。健康と毒薬

ご存じだと思いますが、薬は『毒』です。

毒も少ない量なら、無効ですが、ある量まで増やせば『薬』になります。

さらに増えていけば、中毒になる。

『中毒』とは、機能症害になるということです。

さらにさらに大量に摂取すれば『致死量』になります。つまり、副作用による障害です。

 

哲学の話になりますが、
弁証法の『量質転化の法則』というものがあります。

「量的な変化が質的な変化をもたらし、質的な変化が量的な変化をもたらす」

人間は量にとらわれて質的な変化を無視したり、質ばかり気にして量的な面を無視しがちです。


言いかえれば、

薬ばかりに頼っていては質的な変化ということが起きます。つまり、薬の量が増えることで体の体質が薬品によって変わり、副作用に苦しんだり、薬の効果がなくなってしまいます。
この状態になれば、薬の量が増えていくばかりです。

 

 

病院勤務10年間の体験で、薬だけに頼り、毎日、点滴ばかり注射ばかりした結果、症状が悪くなるばかりで、健康的な生活からほど遠い状態の患者をたくさん見てきました

薬は適切な質と量が治療のポイントです。

少ない薬の量で最大限の効果を発揮させることが、健康に生きるためのコツになります。

薬は毒です。 適度な量を飲めば薬になる。


しかし、これに頼りきって飲み続ければどうなりますか?
考えた上での治療をお勧めします。

「うちの子は、心の病じゃない!」めまいは、起立性調節障害(OD)だった

うちの娘は、うつ病とは違う。

中学生の娘さんを持つ母親から鍼治療の問い合わせがあった。

 

朝起きられず、無理に起きようとすると、めまいが立てない状態が3ヶ月前から続いているという。

症状が安定するのはお昼過ぎになるため、学校へは午後からから行っている状態。

放課後はソフトボール部に入り、休まず参加していとのこと。

 

めまいがあるため脳に何か異常をあると思い、病院で様々な検査を受けるが異常なし。

医師から、うつ病精神疾患を疑われメンタル系の薬を処方された。

 

関東から大阪に引っ越して来ら4ヶ月経った頃に症状がでてきたため、医師からは心理的なことが原因で起きていると思われたようです。

しかし、この中学生は関東より関西での生活が合っていたようでした。

「関東ではスクールカーストがあるけど、関西ではないのが驚いた」「同級生や部活でもたくさん友人がいる」と話していました。

 

朝、起きられない、最近、引っ越してきた、部活には真面目に参加。

こういうことであれば、確かにメンタル面の問題を疑われますね。

 

 とりあえず、来ていただき、色々話を聞いてみると分かってきたことがありました。

それは、怪我の病歴です。

 

今は治っていても、過去の怪我は影響する場合が多い

 

基本的に医師は、バックグランドは診てくれません。今の状態を診て判断します。レントゲンやMRIなど検査を行い異常がなければ問題なしとなることが多い。

 

この子は、小学生の頃に女子ラグビーの教室に通っていました。タックルも受けて、首をよく痛めていたそうです。

首の筋肉を触ってみると、むち打ちでよくでる筋肉が、固い状態。

それ以外にもホルモンも影響していると考えられました。

ちょうど、初潮の時期でもあり、まだホルモンのバランスも安定していないと考えられます。

女性ホルモンは、筋肉や靱帯に影響を与えるため、ラグビーで怪我した古傷に影響を与えた可能性があります。

 

考えられる原因をお話しして、鍼治療をスタート。

まだ、中学生なので、鍼の刺激が嫌にならないように、痛みがないか聞きながら鍼治療を行いました。

鍼治療中は気持ちがいいのか、いつもスヤスヤ寝ていました。治療後、目が開いて、頭がスッキリしたと話していました。

 

回数を重ねるごとに、表情もよくなりました。

鍼治療開始、3ヶ月目頃からよくなり、朝、めまいは軽減。

調子がいいので、張り切りすぎて途中で早退もありましたが、4ヶ月もすると、朝、今までのように学校に行けるようになりました。

 

女子中学生のお母さんが、お子さんのことを信じていたのもよかったのではないでしょうか。

また、女子中学生もお母さんも、鍼灸についてもよく理解していただいたのも、治る近道になったと思います。

こちらのアドバイスや治療計画にはすべて受け入れていただきました。

 

大阪には1年間住んだ後、関東に再び戻られました。

関東でも、鍼治療を健康維持のため継続希望されたため、先生を紹介してあげましました。

関東に戻った1年後、無事、希望の高校に進学できたと、お母さんからメールがありました。高校では、元気にスポーツに励み、勉強も頑張っているようです。

 

今まで10代の子供たちを診た中で1番の鍼、東洋医学のファンになってくれた子でした。すごく思い出深い鍼治療でした。

 

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