ご存じだと思いますが、薬は『毒』です。
毒も少ない量なら、無効ですが、ある量まで増やせば『薬』になります。
さらに増えていけば、中毒になる。
『中毒』とは、機能症害になるということです。
さらにさらに大量に摂取すれば『致死量』になります。つまり、副作用による障害です。
哲学の話になりますが、
弁証法の『量質転化の法則』というものがあります。
「量的な変化が質的な変化をもたらし、質的な変化が量的な変化をもたらす」
人間は量にとらわれて質的な変化を無視したり、質ばかり気にして量的な面を無視しがちです。
言いかえれば、
薬ばかりに頼っていては質的な変化ということが起きます。つまり、薬の量が増えることで体の体質が薬品によって変わり、副作用に苦しんだり、薬の効果がなくなってしまいます。
この状態になれば、薬の量が増えていくばかりです。
病院勤務10年間の体験で、薬だけに頼り、毎日、点滴ばかり注射ばかりした結果、症状が悪くなるばかりで、健康的な生活からほど遠い状態の患者をたくさん見てきました
薬は適切な質と量が治療のポイントです。
少ない薬の量で最大限の効果を発揮させることが、健康に生きるためのコツになります。
薬は毒です。 適度な量を飲めば薬になる。
しかし、これに頼りきって飲み続ければどうなりますか?
考えた上での治療をお勧めします。