氣よし鍼灸院の身体を編集ブログ

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鍼灸院でレッドフラッグ、人工透析寸前の患者

今回のウイルス騒ぎで、liveセミナーはどこも中止。その結果、ネットを使ったZOOMセミナーを行うところが増えました。

 

私もここ最近は、6本ほど参加。これは本当に便利です。交通費も宿泊費もかからず自宅で受講ができるというのは助かります。

 

GW初日の夜は『症例カンファレンスセミナー』に参加。

 

どのような内容かといえば、鍼灸院に来られる患者さんが実は、病院で検査が必要な症状だと場合の見分け方を学ぶものです。

 

これは重要なことで、ちゃんと知識がなければ見落とすことにもなります。

 

鍼灸院というものは、東洋思想に基づく治療で現代医学とは切り離されたもののように思う人も多いと思いますが、学校では西洋医学を学ぶ授業は多く、国家試験でも出題されます。

 

 

私の卒業した学校では、国家試験のギリギリまで試験対策の授業よりも症例検討や実技の授業がありました。当時は、「もっと国試対策をやってくれよ」と思ったものですが、すぐに臨床に出て役立つのは国試対策よりもカンファレンス授業でした。

 

学生時代にお世話になった先生方は、レッドフラッグの見分け方の(鍼灸適応外・検査が必要な症例)重要性をよく言っていたため、卒後も本を買って鑑別方法を学んでいました。

 

自分にとっては病院勤務もよかったと思います。鍼灸院ではなかなか出会うことができない症例もたくさん診ることができますから。

 

ちょっと何回に分けて、ぼくが出会ったレッドフラッグ、実は大変な状態だったということ症例を書いていきます。

 

人工透析になる寸前

 

まず、ここ数年で起きたのは人工透析ギリギリセーフの患者さん。

 

50代後半の男性の患者さん。私の鍼灸院にはパーキンソン病で来院されている方でした。当時で4年間通院していただいていました。

 

奥様の車の運転で片道1時間かけて土曜日に通院していただいていました。

 

ある時、2日前から「尿意があっても出ない」「勝手に漏れ出す」とのこと。病院には行ったのかを確認すると、行っていないという。

 

いやいや、これはマズイでしょ!と思いました。ご本人さんと奥様は、パーキンソン病の薬の副作用で起きていると思っていたようでした。あと、年齢的にも前立腺の影響もあるのでは?と、軽く考えられていました。

 

お腹の状態も触診でチェックすると、異常な張りがありました。

 

 

私の院では、お薬手帳と血液検査のデーターを持ってきてもらい確認し、鍼灸治療を行っています。だからこの方がパーキンソン病以外に糖尿病もあったことを知っていました。そして、食事制限もあまりできていなかったことを治療中の会話でよく聞いていました。

 

これは腎臓、泌尿器関係の影響、糖尿病からもしれないないと、何となく「ピン!」閃きましたが、鍼灸師は診断することは法律的にできませんので、とにかく病院に行くように話しました。

 

しかし、しかし・・・

 

片道車で1時間かけて、せっかく来たのだから鍼治療は受けたいといいます。

いやいやこれは鍼治療を受けている場合ではないから、うちの鍼灸院の近所で泌尿器科を探すからすぐに行くように言いました。

 

なぜ、私の鍼灸院の近所の病院に行くように話したかといえば、来ていただいている日は土曜日です、1時間かけてご自宅に変えれば病院は午前中で診療が終わるので間に合わないからです。

 

何回もすぐに行くように言うと、少しムッとした顔をされましたが、気にしている場合ではありません。

危険な状態の可能性がある、ご自宅に帰ってから病院を探していると間に合わない、説得し続けました。

 

しかし、どうしても鍼治療をして欲しいというので、いつもの半分の時間であれば鍼治療をするので、そのかわり、すぐに私が探した病院に行くように言うと、条件を受け入れました。

 

グーグルで検索すると、私の鍼灸院がある駅から1駅となりに、腎臓、泌尿器の病院があったため、そこ行ってもらいました。

当時は紹介状もないため、医師に伝えて欲しい内容を口頭で話しました。

 

その後・・・

 

その日の夕方頃に、ご本人から電話がありました。どうでしたかと、確認すると「先生は命の恩人です」といいました。何でも、尿検査の結果、医師も今まで診たことがないほどの数値がでて、あと、1時間遅ければ人工透析になっていたとのことでした。

 

救急車で入院施設がある病院に運ばれて、入院先の病院から電話をしているとのことでした。

 

病院勤務時代、糖尿病の患者さんに接することが多く、合併症の恐ろしさも学んでいたため、「やばい!」と気づくことができまと思います。

 

もし、そのままいつものように鍼治療をしていれば、人工透析になっていたと思われます。また、東洋医学の診断方法の腹診だけで判断していれば、たぶん、そこまで危険とは思いませんでした。

 

こういうこともあるから、東洋医学だけではなく西洋医学の知識も必要になります。

「東洋」「西洋」の医学を、かわるがわる診ていくことが必要です。

 

 

換気、消毒、空気清浄を徹底して鍼灸治療を行っております。 

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